2020年04月02日、『ソウル経済』に「金融当局『根拠なき株式投資は控えるべき』」という興味深い記事が出ました。
毎日お伝えしているとおり、韓国株式市場は下落相場となっています(上掲チャートKOSPI(韓国総合株価指数)/『Investing.com』より引用)。そこで、「ここが勝負どころ!」とばかりに個人投資家が値が下がった株式の「買い」に走っているというのです。
個人投資家の買い越し金額はなんと「22兆ウォン」にも達するとのこと。同記事は韓国金融委員会のソンビョンヅ副委員長の以下のような言葉を引いています。
(前略)
「最近、個人投資家が積極的に株式買いに乗り出し、個人の累積買い越し規模が22兆ウォンに達するほど増加した」とし「我が国の企業に対する愛情を持ち、株式市場に対する信念を持って積極的に参加していただいている。投資家の方々に感謝の言葉を申し上げる」と述べた。「しかし、株式市場の変動性と不確実性が大きく拡大した状況」とし「単に過去より株価が低下したという理由だけで投資に飛び込む『強引な投資』、過度の融資を利用した『レバレッジ投資』などは自制してほしい」と副委員長は依頼した。
(後略)⇒参照・引用元:『ソウル経済』「金融当局『根拠なき株式投資は控えるべき』」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーラインは筆者による
先にお伝えしたとおり、この下落局面をチャンスと捉える人は多いようで口座には「45兆1,690億ウォン」ものお金が入れられており(2020年03月30日時点)、これは韓国史上最高額。
さらに同記事内では、
先月株式取引活動口座は86万2,000個に増加しており、一日平均取引代金が18兆4,923億ウォンに達し、歴代最高を記録した。
と、韓国株式市場が活況を呈してる証左が記載されています。
先の記事でも書きましたが、「もうそろそろ上がるだろう」などの「だろう運転」は危険ではないでしょうか。二番底があると大変に危険です。
(柏ケミカル@dcp)