「韓国はとり憑かれたように通貨スワップ、通貨スワップと言っている」韓銀総裁が一蹴「ないってば!」

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2023年04月26日、韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領がアメリカ合衆国のバイデン大統領と首脳会談を行います。

韓国の大統領が合衆国要人と会談を行うというと必ず韓国メディアから「通貨スワップを締結しなければならない」という記事を出します。

特に通貨スワップ関連記事が好きなのは『中央日報(日本語版)』ですが、またぞろ記事が出ています。訪米について李昌鏞(イ・チャンヨン)『韓国銀行』総裁に質問をしてみたところ……という内容ですが、一部を以下に引用してみます。

(前略)
24日に開かれた記者懇談会で李総裁は「韓米首脳会談で通貨スワップに関する話は出ないのか」という質問に、「出るものと期待しない」と答えた。

彼は「通貨スワップはわれわれの解決問題ではないのにたびたびそのように考えるのか分からない」と付け加えた。

李総裁は「韓国は現在債権国で、(通貨スワップが)現在韓国になぜ役立つのか考えてみなければならない。われわれが継続してこうした(通貨スワップ締結)話をすれば外から見ると韓国の外国為替市場に大きな問題があると考えないかとむしろ心配になる」と説明した。
(後略)

⇒参照・引用元:『中央日報(日本語版)』「韓国銀行総裁『韓米首脳会談で通貨スワップの話は出ないだろう』」

記者から「米韓首脳会談で通貨スワップの話は出ますか?」という頭の悪い質問が出たのに対して、李昌鏞(イ・チャンヨン)は「韓国マターの話ではないのになぜそんな質問が出るのか分からん」と一蹴しました。

もう何度だっていいますが、この李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は、元『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)のアジア太平洋局長を務めた、非常に優秀な人物です。

また、どこかに「はは、オレばか嫌い」という風があって、『韓国銀行』総裁就任以降、通貨スワップの質問にはもうウンザリしているのです。

ドル流動性スワップ(韓国側呼称「通貨スワップ」)は、合衆国の連銀が決めることであって、韓国側が望んだからといって締結されるものではないことをよくご存じです。そのため、韓国メディア記者の質問があほらしくて仕方がないのです。

「首脳が顔を合わせるたびに通貨スワップを要求していたら、外国からどのように見えるだろうか」は傑作で、「よく考えろばか」と言っているのに等しいです。

質問した記者に対する痛罵です。

李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁の指摘どおり、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は通貨スワップの話などしないでしょう。企画財政部もそれは熟知しているはずです。

米韓通貨スワップを締結しなければならない」などと上から目線でできもしないことを述べているのは、メディアだけなのですから。

(吉田ハンチング@dcp)

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