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間もなく米情報機関が「コロナウイルスの起源」についてリポートを出す

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アメリカ合衆国中国のデカップリング(分離・切り離し)がさらに進行することになるかもしれない発表が間もなくあるはずです。

「コロナウイルスの起源」についての合衆国情報機関からのリポートです。

バイデン大統領は、世論の盛り上がりに動かされ、「コロナウイルスの起源について調査せよと情報機関に命じた」という声明を2021年05月26日に公表しました(以下)。

⇒参照・引用元:『White House』公式サイト「Statement by President Joe Biden on the Investigation into the Origins of COVID-⁠19」

この中でバイデン大統領は、インテリジェンス・コミュニティー(IC)に対してコロナウイルスの起源について確度の高い報告大統領に90日以内に行うように命じた、としています。

ですのでバイデン大統領には08月27日までにリポートが上がるものと思われます。

もう今週中です。

このリポートが公開されるのかどうかは不明ですが、なんらかの形で表に出さなければ、多くの合衆国民が納得しないでしょうし、また共和党から叩かれるでしょう。

マッコール議員によるリポートが公開されている

去る2021年08月01日には、合衆国院外交委員会(Foreign Affairs Committee)の共和党の委員リーダーであるMike McCaul(マイク・マッコール)議員が、コロナウイルスの起源についてのリポートの補足(補遺)を公表したことを明らかにしました。

注意していただきたいのは、このマッコール議員のリポートは合衆国政府の公式見解ではなく、一つの意見表明に過ぎないことです。

以下は、外交委員会によるマッコール議員のリポートについての紹介ですが、前記を了解の上でお読みください。

Press Release 08.01.21
Media Contact 202-225-5021

Washington, D.C. – House Foreign Affairs Committee Lead Republican has released an addendum to his Origins of COVID-19 report released in September 2020. The addendum outlines evidence that points to the Wuhan Institute of Virology (WIV) as the source of the outbreak, and outlines some of the many steps researchers at the WIV along with Peter Daszak of EcoHealth Alliance took to cover up the research being done there. It also breaks down how scientific papers written by researchers at the WIV not only prove the WIV was doing dangerous genetic modification research on coronaviruses at unsafe biosafety levels, but also that WIV researchers had the ability to genetically modify coronaviruses as early as 2016 without leaving any trace of that modification.

ワシントンD.C. – 下院外交委員会主席の共和党議員は、2020年9月に発表した「Origins of COVID-19」報告書の補遺を発表しました。

この補遺では、武漢ウイルス研究所(WIV)が感染源であることを示す証拠を紹介し、WIVの研究者と『EcoHealth Alliance(エコ-ヘルス・アライアンス)』のピーター・ダザック氏が、WIVで行われていた研究を隠蔽するために取った多くの手段について説明しています。

また、WIVの研究者によって書かれた科学論文は、WIVが安全でないバイオセーフティレベルでコロナウイルスの危険な遺伝子組み換え研究を行っていたことを証明するだけでなく、WIVの研究者が2016年の時点で、組み換えの痕跡を残さずにコロナウイルスを遺伝子組み換えする能力を持っていたことを明らかにしています。

“As we continue to investigate the origins of the COVID-19 pandemic, I believe it’s time to completely dismiss the wet market as the source of the outbreak. Instead, as this report lays out, a preponderance of the evidence proves that all roads lead to the WIV,” stated Rep. Michael McCaul. “We know gain-of-function research was happening at the WIV and we know it was being done in unsafe conditions. We also now know the head of the Chinese CDC and the director of the WIV’s BSL-4 lab publicly expressed concerns about safety at PRC labs in the summer of 2019. It is our belief the virus leaked sometime in late August or early September 2019. When they realized what happened, Chinese Communist Party officials and scientists at the WIV began frantically covering up the leak, including taking their virus database offline in the middle of the night and requesting more than $1 million for additional security.

「COVID-19パンデミックの起源を調査し続ける中で、青果市場が発生源であることを完全に否定する時が来たと考えています。

むしろ、この報告書にあるように、すべての道はWIVに通じることを証明する証拠が圧倒的に多いのです」とマイケル・マッコール議員は述べています。

「WIVで機能獲得研究が行われていたこと、そしてそれが安全でない環境で行われていたことが分かっています。

また、中国CDCの責任者とWIVのBSL-4ラボの所長が、2019年の夏にPRCのラボの安全性について懸念を表明したことも分かっています。

ウイルスが流出したのは、2019年8月下旬から9月上旬のいずれかの時期だと考えられます。

事態を把握した中国共産党の幹部とWIVの科学者たちは、夜中にウイルスデータベースをオフラインにしたり、追加のセキュリティのために100万ドル以上を要求したりするなど、必死になって漏洩を隠蔽し始めました。

“But their coverup was too late – the virus was already spreading throughout the megacity of Wuhan. Within a month, satellite images show a significant uptick in the number of people at hospitals around the WIV with symptoms similar to COVID-19. At the same time, athletes at the Military World Games became sick with symptoms similar to COVID-19. Some of them carried the virus back to their home countries – creating one of the earliest super spreader events in the world, and explaining how countries who participated in the games had reported cases as early as November 2019.

「しかし、彼らの隠蔽工作は遅すぎました。ウイルスはすでに巨大都市である武漢に広がっていたのです。

1カ月もすると、衛星画像で確認できますが、COVID-19に似た症状でWIV周辺の病院を受診する人の数が大幅に増加しています。

同じ頃、「ミリタリー・ワールド・ゲーム」に参加していた選手たちがCOVID-19に似た症状で体調を崩しました。彼らの中には、ウイルスを自国に持ち帰った者もいました。

これは世界で最も早く感染拡大現象の一つを生み、ゲームに参加した国々では2019年11月の時点で患者が報告されたことについての説明になります。

“It is also concerning the scientific community told the American people for more than a year it was impossible to modify a virus without leaving a trace when this technology existed more than 14 years before the pandemic began. As this report lays out, researchers at the WIV were also able to successfully modify coronaviruses without leaving a trace as early as 2016. Therefore it is no longer appropriate for anyone to dismiss the notion this virus could have been genetically modified before it leaked from the WIV.

「パンデミックが始まる14年以上前にこの技術が存在していたにもかかわらず、科学界が1年以上にわたり、痕跡を残さずにウイルスを改変することは不可能だと合衆国民に伝えていたことも問題です。

この報告書にあるように、WIVの研究者たちは、2016年の時点で、コロナウイルスを痕跡を残さずに改変することにも成功していました。

従って、このウイルスがWIVから流出する前に遺伝子組み換えされていた可能性があるという考えを否定することは、もはや適切ではありません。

“Now is the time to use all of the tools the U.S. government has to continue to root out the full truth of how this virus came to be. That includes subpoenaing Peter Daszak to appear before the House Foreign Affairs Committee to answer the many questions his inconsistent – and in some instances outright and knowingly inaccurate – statements have raised. It also includes Congress passing legislation to sanction scientists at the WIV and CCP officials who participated in this coverup. This was the greatest coverup of all time and has caused the deaths of more than four million people around world, and people must be held responsible.”

「今こそ、米国政府が持つあらゆる手段を使って、このウイルスがどのようにして生まれたのか、完全な真実を解明し続ける必要があります。

そのためには、ピーター・ダザック氏を下院外交委員会に召喚し、彼の矛盾した、場合によっては明らかに不正確な発言によって生じた多くの疑問に答えてもらうことが必要です。

また、WIVの科学者や、この隠蔽工作に参加した中国共産党の幹部を制裁する法案を議会が通過させることも含まれます。これは史上最大の隠蔽であり、世界中で400万人以上の人々を死に至らしめたものであり、人々は責任を負わなければなりません」と述べています。

⇒参照・引用元:『アメリカ合衆国下院 外交委員会』公式サイト「McCaul Releases Addendum to Origins of COVID-19 Report」

上掲は、「マッコール議員がCOVID-19レポートの起源に関する補遺を発表」のプレスリリースの前段です。

間もなく合衆国情報機関の調査の〆切日がきます。内容によっては世界経済に衝撃を与えるものになるでしょう。どうなるか待つしかないのですが、「衝撃に備えよ」というところでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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