念のために最初に書きますが、筆者やMoney1の主張ではありません。
日本ではあまり報道されないのですが、韓国政府与党『共に民主党』の有力次期大統領候補、李在明(イ・ジェミョン)は、女優キム・ブソンさんと泥仕合を演じています。
本来であれば、経済と関係のない話なのでMoney1で取り扱うべきではないのかもしれませんが、ことが大統領選挙に影響しますし、人物を判断するときの材料になりますのでご紹介します。
キムさんの裁判は2018年から行っている
韓国の女優キムさんは、2007年から1年間不倫関係にあったと主張しています。李知事はこれを虚偽と否定。
キムさんは李知事にウソつきとされ、精神的・経済的に損害を被ったとして、2018年09月に3億ウォン(約2,820万円)規模の損害賠償請求訴訟を起こしています。
この裁判がまだ続いているのです。
2021年08月25日、第3回公判に臨んだキムさんは、娘さんを証人として出廷させると述べました。
これは、2007年当時に自分と李知事が付き合っていたという事実を証明するために、仁川の防波堤で互いに撮り合った写真を提出しようとしたのですが……これが破棄されて、現存しなかったため、撮影時に見ていたという娘さんの記憶を証言してもらおう、というわけです。
韓国メディア『マネートゥデイ』は、キムさんの発言を以下のように紹介しています。
(前略)
「娘を証人として呼ぶなどということは、母として行う行為ではありません。しかし、相手は、大統領になるというサイコパスだ」
これは裁判長に対しての発言ですが、サイコパスとはかなり厳しい言葉使いです。
ハリウッド映画のためか誤解されがちですが、サイコパスとは殺人鬼のことではありません。、
精神医学では、「サイコパシー(psychopathy)」は「反社会性パーソナリティ障害」を意味し、この「精神疾患(mental disorder):サイコパシー」性を顕著に持つ人を「サイコパス(psychopath)」と呼びます。
キムさんは以下のようにも述べたとのこと。
(前略)
「(裁判は)先送りではない。3年を費やしてきたが来年になると、この知事は大統領になるかもしれない。そうなったら、私はいかだに乗ってでも逃げるだろう」
(後略)※データ引用元は同上
この女優キムさんと李知事の対決は、韓国では誰でも知っている有名な話なのですが、日本ではあまり知られていません。
裁判はもう3年近く続いているのですが、裁判所は状況証拠ばかりで事実認定ができない、としています。この裁判の行方には次期大統領選挙も大きく影響しそうです。
以下は、高橋くんが書いたサイコパスについての解説記事です。もしご興味があれば、読んであげてください。一応精神科の先生によく調べて書けていると褒めてもらえたそうですので。
重要な追記
初出記事でウォン円の換算で誤記がありましたので修正いたしました。誠に申し訳ありません。
(吉田ハンチング@dcp)