韓国最大野党『共に民主党』の党首・李在明(イ・ジェミョン)さんの面白発言が止まりません。
この人はウソばっかり言ってる人ですが、2024年11月15日に(想定してたよりも重い量刑の)有罪判決が出たため、さすがに焦っています。「とにかく監獄に行きたくないでござる」なので、『共に民主党』議員、市民団体を動員しての反政府活動に精を出しています。
2024年11月16日には以下のとおり、「金建希(キム・ゴンヒ)・尹錫悦(ユン・ソギョル)国政壟断糾弾および特検を促す集会」に参加。雨も見られたのにローソクをかざして政権批判のアピールを行いました。
↑朴槿恵(パク・クネ)大統領をフランス革命に匹敵するローソク革命で引きずり下ろした――そうなので、いまだにローソクが反政権運動のシンボルになっています。雨だというのに。
この16日には、李在明(イ・ジェミョン)さんから名言が出ました。以下に李在明(イ・ジェミョン)さんの発言から引いてみます。
「李在明は元気に生きていて、ここに挨拶に立っています」
「この国の主人が国民ではなくなったように思えます。いつの間にかこの国の主人が尹錫悦、金建希、そしてミョン・テギュンに変わったのではないか、そんな気がします」
「国民が堂々と民主共和制大韓民国の主人の座を取り戻さなければならないのではないでしょうか」
「主人の座を取り戻すために、奮然と立ち上がる時です」
「私たちは同志です」
「今こそ私たちが主人の座を取り戻すため、同志たちと手を取り合い、この民主共和制大韓民国を、この国の民主主義を、この国の平和と未来を、私たち自身の手で守っていく時です」
「李在明は決して死なない。それは皆さんがいるからです」
「私たちがこの世界の主人であることを、彼らにしっかりと見せつけましょう」
「彼らが楽しく皇帝ゴルフをするためのお金さえも、私たちが早朝に満員バスに乗り、汗水たらして稼いだお金であるという事実をしっかりと見せましょう」
「李在明は死なない。民主主義も死なない。この国の未来も死なない」
李在明(イ・ジェミョン)は死なない――そうです。「板垣死すとも自由は死せず」と似ているようで違います。
板垣退助の場合は、自分が死んでも自由民主主義を希求する運動は止まらないし、自由民主主義は守られるべき、「人間の肉体は有限であっても、思想や信念は他者に受け継がれ、永続的に残る」といった意味です(「言ってない説」アリ)。
李在明(イ・ジェミョン)さんの場合は、「自分は死なない&民主主義も死なない」ですから、「オレが死んだら民主主義も死ぬよ」と言っているようにも聞こえます。
何より、「私たちが」とくくっていますが、李在明(イ・ジェミョン)さんや『共に民主党』議員は「早朝満員バスに乗り、汗水たらしてお金を稼ぐ」ことなんか、していないでしょう。
青い服は着ないようにしよう! 一般市民が多数参加している体にしたい
来る2024年11月23日(土)夕刻に、ソウル光化門で「第4次国民行動の日」を予定しているのですが、『共に民主党』のスケジュール案内文書に面白い注意書きがある――と『朝鮮日報』が報じています。
「今回の集会は地域委員会の旗や青系の服装を使用せずに進行する予定」――となっているのです。
「青い服を着ないで集会を行う」というのです。
「青」は『共に民主党』の政党カラーですが、なぜ旗も掲げず、青い服も着ないというのでしょうか。
これがまた姑息な理由です。
『朝鮮日報』の記事から以下に一部を引用します。
(前略)
これについて党関係者は「一言で言えば、集会で民主党色を出さず、一般市民が参加したかのように見せたいということ」と述べました。政権批判集会において、党が動員した人々よりも一般市民が多く参加しているように見せたいという意図だと指摘されている。
この件についてノ・ジョンミョン院内報道官は21日、国会で記者団に対し、「党内で、党籍を持たない多くの国民が参加する際に、(民主党色が)敬遠される要因となるのではないかという考慮が、さまざまな会議体で出てきた」と説明した。
実際、『共に民主党』は11月の週末集会が回を重ねるごとに一般市民の参加が増え、政権批判の世論が広がると見込んでいた。
しかし、参加者が増えない状況が続いたため、党内からは「これ以上、街頭集会を続けるのは難しいのではないか」という声も出ている。
政党カラーを隠して、一般市民に運動が広がっているように見せたい――という姑息な考えなのです。
尹錫悦(ユン・ソギョル)政権を倒そうと集会を行っても、その実、李在明(イ・ジェミョン)を守るだめじゃないか――と国民にばれているから盛り上がらないのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)