回転日数とは、信用取引を行った投資家が「平均何日でそのポジションを解消したのか」を示しています。つまり、
ある銘柄を信用取引で買ってから、売ってそのポジションを解消するまでの日数
ある銘柄を信用取引で売ってから、買ってそのポジションを解消するまでの日数
の平均を表しているのです。
これを見ると、その株式の取引がどれぐらい活発であるのかが分かります。デイトレーダーなど短期売買を行う人が多いと信用取引が増え、短期でポジションを取り・解消する動きが頻繁になるからです。
例えば、任天堂は非常に取引の多い株式銘柄ですが、信用取引の回転日数を見てみると、以下のように「2.0日」となっています。
任天堂株の信用取引を行う人は、売りにしろ買いにしろ、平均2.1日でポジションを解消しているわけですね。次に、ソニー株を見てみますと「4.8日」となっています。
任天堂よりも長くポジションを保有する人が多いわけですね。ただ、ソニー株もデイトレードを行う人の多い株式です。あまり取引の活発ではない株式では回転日数が10日以上といった銘柄もあります。回転日数は取引の指標(INDEX)に使うのではなく、取引の活発さ、流動性の高さを判断するときの参考にするのが良いでしょう。
(柏ケミカル@dcp)