アメリカ合衆国と中国の通商協議が07月30-31日の日程で、上海で行われています。これまで電話会談などは行われてきましたが、実際に会っての交渉は06月のG20以来のことです。07月26日にはトランプ大統領自身が「2020年の大統領選まで中国が合意しない可能性がある」としていますから、この通商協議で劇的な進展があるとは期待できません。
合衆国、中国ともむにゃむにゃ言いながら果たしていないことがありますので、それらについてお互いに言質を取り合っていることも考えられます。例えば、
・ファーウェイに対する輸出規制の緩和
はトランプ大統領自身が口にしたことですが、実際に進んでいるかどうか不明です。また、この緩和は「中国が合衆国の農産物を大量に買うなら」という前提だったはずですが、これもどうなったのか不明です。
この上海協議は、このようにグダグダになったことを合衆国・中国ともに再定義する機会にはなりそうです。投資家もお金を突っ込んでいいのか分かりませんから、どうなったのかハッキリさせてもらいたいですよね。
(柏ケミカル@dcp)