12月05日、韓国メディア『毎日経済』が、ハーバード大学のKenneth Saul Rogoff(ケネス・ロゴフ)教授に経済見通しについて取材しました。
ロゴフ教授は、国際マクロ経済学、国際金融論の専門家。『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)でチーフエコノミストを務めた経験もあります。『This Time Is Different』で論争を招いた方でもあります。
ロゴフ教授の韓国経済に対するアドバイスがとても興味深いものとなっています。該当部分を以下に引用してみます。
(前略)
――韓国経済の見通しは。韓国は中国の減速の影響を受けるが、「中国の代替投資先」として浮上するだろう。 また、地政学的に中国ではなく、アメリカ合衆国との同盟関係からも利益を得るだろう。
――韓国経済に関するアドバイスをお願いします。
最近、日本が台頭した背景を韓国も学ぶことを提案する。
日本は最終消費財よりも中間財に優れていた。この中間財は高付加価値で収益が大きい。これによって日本は復興を遂げた。
韓国は自動車、テレビなど世界的な最終消費財で有名で国家的な誇りとしている。一方、その中に入る部品は韓国産ではないものが多い。
韓国は高い教育水準、創造的な人材などを基盤に、日本のように中間財をさらに強化することができる。
また、まだ大企業中心の経済システムを中小企業とスタートアップに重心を移すことを提案する。
イスラエルが良い例だ。イスラエルはスタートアップと中小企業が成功できるように規制、金融などを網羅する生態系を作り、これが韓国に必要だ。
――韓国が活用できる強みは。
創造性が重要な時代に、韓国は科学、芸術などほぼ全ての分野で非常に高い創造性を持っている。創造性の基準では、韓国がドイツをはるかに上回っている。創造性に基づいた経済環境を造成し、経済成長を導くようにすればいい。
(後略)
「韓国が中国の代替投資先として浮上する」と韓国が喜びそうなことを述べていらっしゃいますが、注目ポイントは「日本を参考にしろ」です。そもそも韓国は日本の模倣をしてここまできた国です。
世界で他に類をみない「よその国(日本)を丸ごとコピーしようとした国」が韓国です。
この期に及んで、また「日本を見習え」というのは傑作です。
また、ロゴフ教授は「韓国には高い創造性がある」としていますが、完全な見誤りです。でなければリップサービスです。
韓国に創造性があるのなら「日本に技術とお金を要求するような事態」にはなっていません。そもそもが日本からの技術剽窃に頼り、自ら基礎技術を積み上げることを怠ったのが、現在の韓国になった理由です。
基礎がないのに、上に何を積み上げても、それは砂上の楼閣。外だけ華やかにして中身は貧弱なママきたツケを支払うときがきたのです。
韓国はチェックアウトタイムを迎えています。
(吉田ハンチング@dcp)