定点観測です。
2024年10月02日、韓国の統計庁が「’24年09月の輸出入現況」のデータを公開しました。09月の輸出入が暫定ですが締まりました。以下をご覧ください。
2024年09月
輸出:587億7,500万ドル(7.5%)
輸入:521億1,700万ドル(2.2%)
貿易収支(輸出 – 輸入):66億5,800万ドル2024年01~09月累計
輸出:5,088億1,500万ドル(9.6%)
輸入:4,718億9,500万ドル(-2.5%)
貿易収支(輸出 – 輸入):369億2,100万ドル※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 統計庁』公式サイト「’24年09月の輸出入現況」
当月の貿易収支は「66億5,800万ドル」と大きな黒字となりました。これを通関ベース国際収支統計になると30億ドルは積めるはずなので、これは100億ドルいくかもしれません。
当月の結果で注目すべきなのは対中国貿易です。以下です。
2024年09月対中国輸出
2024年対中国輸入
輸出:116億8,600万ドル(6.3%)
輸入:112億1,900万ドル(0.7%)
貿易収支(輸出 – 輸入):4億6,700万ドル※( )内は対前年同期比の増減
上掲のとおり、09月は対中国貿易で「4億6,700万ドル」の黒字となりました。
以下が対中国貿易収支の2024年01~09月の月次推移です。
02月に2.3億ドルの黒字を記録して以来、7カ月ぶりの対中国貿易黒字となりました。
ただし、2024年は累計で「対中国貿易収支:-56.4億ドル」です。
2023年は01~09月累計で「-157.1億ドル」でしたから、だいたい100億ドルぐらいはマシになりました。韓国にとっては随分助かったことでしょう。
これがかつてのように黒字(ボロ儲け)になるかというと……それは難しいのであまり期待しない方がいいと思われます。
(吉田ハンチング@dcp)