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過大評価されがちな成長株 4つの教訓

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かつてIT株のブームというのがありました。今からするとIT株バブルです。インターネット関連の銘柄であればとにかく上がるというもので、日本でもあったのですが、アメリカのバブルっぷりは輪をかけてひどく、もうインターネットにちょっとでも関係してたら何でもいい! みたいな状況でした。

その中では平然と詐欺のような(というか詐欺そのものというものありました)会社が上場し、その後実態がバレて株式は紙くずになるという事態が多発しました。もちろんだからこそバブルだったわけですが。

さて。人は成長株なんていわれるとつい投資してしまうものです。しかし、成長株と呼ばれるものには過大評価がつきもの。過大評価がすぎると「割高」になり、それは当然後の調整、つまりは下落につながります。

何度も登場させて恐縮ですが、かの賢人ジェレミー・シーゲルは「過大評価される成長株」として、以下のような教訓を挙げています。

教訓1:バリュエーションはいつも重要
※バリュエーションとは「経済性評価」のことです
教訓2:買った銘柄に惚れ込んではいけない
教訓3:時価総額が大きく、知名度の低い銘柄は要注意
教訓4:三桁のPERは避ける

※『株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす』著ジェレミー・シーゲル/瑞穂のりこ訳(原題:The Future for Investors)P.83-88より引用

投資経験の長い人ならうんうんとうなずいていただけるのではないでしょうか。実は巷で「成長株」といわれる銘柄ほど注意しなければならないものはないのです。

(柏ケミカル@dcp)