何に投資するか、どんなスパンで投資するかは投資家によって違います。しかし、投資家には4つのタイプがあるといわれます。
●超保守派
利回りは問わずにリスクを最小限にすることを好むタイプ
●保守派
リスクを抑えめにしながらましな利回りを求めるタイプ
●リスク容認派
一定のリスクを負いそれ相応の利回りを求めるタイプ
●リスク選好派
大きな利回りを得るために大きなリスクを背負うことも厭わないタイプ
長期投資を勧めるジェレミー・シーゲルによれば、
保有期間が長くなれなるにつてれて、ポートフォリオにおける望ましい株式の比率は急速に高くなる。過去200年間の株式と債券の利回りをもとに計算すると、「超保守派」の投資家は、保有期間が30年ならば、ポートフォリオの70%以上を株式で保有する必要がある。購買力を考えると、長い目で見れば株式は債権に比べて安全なので、この配分は正当化できる。「保守派」はポートフォリオの約90%、「リスク容認派」と「リスク選好派」はその100%以上を株式投資に割り当てるべきという結果になっている。100%株式のポートフォリオでも十分な利回りを得ることができるが、信用取引などでレバレッジを効かせることにより「株式100%以上」のポートフォリオを構成することも可能である。
とのことです。ジェレミーの分析では長期投資による株式の利回りは4つのタイプを満足させるものなのです。
読者の皆さんはどのタイプでしょうか?
⇒引用元:『Stocks for the Long Run』(邦題『株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド』/出版:日経BP社)P.34
(柏ケミカル@dcp)