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中古の半導体製造機械が人気! 最新機種でなくてもいいので!

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半導体市場が活況を呈しており「スーパーサイクルに入った」などと形容されているのは、先にお伝えしたとおりです。そんな中、半導体製造機械の分野においても興味深い現象が起きています。中古の半導体製造機械が人気となっているのです。

半導体の製造においては、まず単結晶シリコン(シリコン以外の素材もあります)の円柱を造ります。これを薄くスライスして「ウエハー」という円盤にし、さらにウエハーを切り分けてチップの元とするのです。

当然、このウエハーの直径が大きければ大きいほどたくさんのチップ、大きいチップが取れますので、元となる円柱の直径は年と共に大型化していっています。

最先端の製造機器は300mmウエハー用のものですが、それより前の200ミリウエハー用の製造機器が中古でも人気なのです。というのは、IoTで要求される半導体は、必ずしも最先端の半導体製造装置でなければ造れない、というわけではないからです。

中古の半導体製造装置の需要は大きくなっており、現在では中古機材の在庫が足りなくなっています。クルマや家電だけではなく、医療機械・住宅・ビルなどにもIoTの波が押し寄せており、そのため半導体需要はまだまだ伸びそうな気配です。

(柏ケミカル@dcp)