2023年11月21日、韓国の関税庁が「2023年11月01日〜11月20日の輸出入現況のデータを公開しました。以下をご覧ください。
2023年11月01日~20日
輸出:337億9,000万ドル(2.2%)
輸入:352億600万ドル(-6.2%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-14億1,600万ドル2023年01月01日~11月20日
輸出:5,531億1,300万ドル(-9.3%)
輸入:5,726億4,000万ドル(-12.0%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-195億2,700万ドル※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「2023年11月01日〜11月20日の輸出入現況」
11月01~10日の月初の貿易収支(通関ベース)が「-17億4,100万ドル」でしたから、月央の10日間は3億1,500万ドルの黒字で回ったことになります。
20日時点で「-14億1,600万ドル」ですので、最後の10日間に大きな黒字が出るという韓国の特性からいって、まず間違いなく11月は黒転するでしょう。ということは国際収支統計の方でも貿易収支は黒字になります。
11月01~20日の半導体輸出を見てみましょう。以下です。
11月01~20日
半導体輸出:54億1,000万ドル(+2.4%)
11月10日時点でも半導体は対前年同期比で「+1.3%」でしたが、20日時点でも同様にプラスでしかも「+2.4%」なので増加幅は大きくなりました。これは韓国にとっての希望です。
では、もう一つの問題である対中国貿易を見てみましょう。
↑黄色の蛍光マーカーが対中国輸出。赤い蛍光マーカーが対中国輸入です。対中国貿易11月01~20日
輸出:72億2,600万ドル(-2.4%)
輸入:79億5,000万ドル(-2.6%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-7億2,400万ドル
というわけで、対中国貿易の方は月央も赤字です。対中国貿易を黒転させたいというのが韓国の希望ですが、こちらは実現できそうにありません。
(吉田ハンチング@dcp)