中国で深刻な半導体不足となっています。半導体の材料となるシリコンウエハも取り合いになっているとのこと。『阿波罗新闻』に非常に興味深い記事が出ました。
中国は世界最大のウエハの輸入国でその金額は年間3,000億ドルにもなります。少なくとも世界の生産量の1/3が中国で消費され、その70%を輸入に頼っています。ここがまず不足しているとのこと。上流が不足しているので半導体も足りなくなるという構図です。
(前略)
世界的にチップが大幅に不足しており、中国が最も苦しんでいます。Lu Mediaのレポートによると、中国のチップの在庫不足と価格上昇はこれまでのところ緩和の兆しを見せておらず、メーカーがパニック注文を行うきっかけとなっています。
(後略)
と報じられています。先にご紹介したとおり、中国で半導体不足になっているため、『フォルクスワーゲン』や『トヨタ』の現地生産工場で一部のラインが止まるなどが起こっています。
この半導体不足は続く見込みで、価格上昇は半導体業界に利益をもたらしそうですが、それを使う製品を製造するメーカーの利益を圧迫することになりそうです。
(吉田ハンチング@dcp)