おススメ記事

日中韓サミットは本当に開催するのか。韓国の外相は訪中する予定

広告

韓国は尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が就任して以降、明らかに親米、自由主義陣営国側に立とうとしています。しかし、中国から「THAAD事態」のような嫌がらせを受けたくはありません。

そのため、中国から敵視されないようにご機嫌伺いをする機会を求め続けています。文在寅政権の終わりごろから「習近平総書記の訪韓」と求めていますが……習近平さんがなんの利益もなく「昔から中国の属国」と認識している韓国になど行くわけがありません。

習近平さんが訪韓を歯牙にもかけないことから、「ならば」と韓国が一生懸命になっているのが日中韓首脳会議(日中韓サミット)です。こちらは習近平さんではなく首相マターですので、実っても中国から出てくるのは李強さんですが、それでも韓国はなんとか開催しようと必死になっています。

この日中韓首脳会議は、コロナ禍と米中対立(そして日中対立)によって開催が途切れ、2019年に中断されたままです。韓国としては、日本を盾(あるいはダシ)にして会議を行い、中国にいい顔しようという思惑なのです。

いまだに必死に開催を画策しています。先にご紹介したとおり、「05月中になんとか開催したい」「05月に開催する予定だ」と公表しているのです。

2024年04月30日、韓国の外交部は定例記者ブリーフィングで以下のように述べています。

<質問>
一部の報道で、趙兌烈(チョ・テヨル)長官が訪中を推進中という話がありましたが、これと関連し、何か報道官からの意見があれば知りたいです。

また、来月26日ぐらいに韓中日首脳会談の日程が決まったという話もありますが確認いただけますか。
(『聯合ニュースTV』チェ・ジウォン記者)

<回答>
趙兌烈(チョ・テヨル)長官の中国訪問計画については、中韓両国が高官級人事交流の重要性に対する共感を基に緊密にコミュニケーションを取っています。具体的な日程を協議中であり、決まり次第、適切な時期にお知らせいたします。

日中韓首脳会議は現在、3国間で最終調整中です。韓国は議長国として、これまで日本と中国両国と一緒に開催時期、アジェンダなどを調整してきました。

これに関してもニュースがあれば、適切な時期に発表させていただきます。

⇒参照・引用元:『韓国 外交部』公式サイト「スポークスマン定例説明(04.30)」

面白いのは、趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官(外相に相当)が訪中することです。呼び出されたのか、それとも韓国が仕掛けたのかは分かりませんが、内容が気になるところです。

また、「05月26日」には行われる――という報道が出ている日中韓首脳会談については、「3国間で最終調整中」としました。

韓国が議長国なのでイヤな予感しかしませんが、韓国としてはここで「日本と中国の間をとりもった」という顔をしたいところです。脇の甘い岸田政権が韓国に引きずられて世にもあほらしい妥協をしなければいいのですが。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました