韓国メディアは自動車輸出が絶好調という話をしていますが、これは北米市場に依存した話です。世界最大の自動車市場である中国では、シェアは1%台に落ち、もはや市場から退場を促されているといってもいい状態です。
これまでも、中国市場で販売台数を伸ばそうと四苦八苦してきましたが、中国市場の再攻略はうまくいっていません。
現状、韓国のドメスティックな自動車企業『現代自動車』と『起亜自動車』がどのような状況なのか、販売実績台数と中国市場におけるシェアを見てみましょう。以下をご覧ください。
データ引用元:中国乗用車協会(CPCA)
2016年には中国市場において、韓国『現代自動車』『起亜自動車』は販売実績「179.2万台」あったのですが、これが急減し、2023年には「32.2万台」に急減。
7年間で、実に販売台数は「82.0%」も減少したのです。シェアは7.5%から1.5%に減少しました。
2024年は01~03月累計で「6.7万台」です。このまま単純に4倍すると「26.8万台」にしかなりません。
2024年に30万台を割れば、さらにシェアを落とすことになるではないでしょうか。
Money1でもご紹介したことがあるのですが、中国の皆さんは韓国企業の自動車を「タクシーに使われるクルマでしょ?」という認識が強く、「高級車」とは見ていません。韓国企業の技術力が高いとも考えていません。
したがって、高級車を自称する「ジェネシス」ブランドのクルマが中国市場で売れるとは、とても考えられません。
かといって、値段では中国自動車メーカーには勝てません。安値の叩き合いで勝ち残った企業が中国本土にひしめいているのですから。
ドイツ車や日本車と違い、韓国車には「売り」がないのです。これは、コツコツ技術と信頼性を高めるという努力を怠り、日本から技術をパクってパリパリで造ってきたツケです。
(吉田ハンチング@dcp)