Money1では連日ドルウォンの為替レートをご紹介していますが、6日連続ウォン高方向へ進行するという大きな下落で「1ドル=1,165ウォン」まできました。
上掲は直近の「日足」(ローソク足1本が1日の値動きを示します)チャートですが、見事に陰線(緑色のローソク足:下落を示します)が6本並んでいることがお分かりいただけるでしょう(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
この下落でとうとうドルウォンのレートは2020年01月22日の水準まで落ちてしまいました(ウォン高が進行してしまいました)。
で、この傾向が続くのか、もしウォン高トレンドが続くとしたらどこまでいくのか?ですが、これについて韓国メディア『亜州経済(韓国版)』に記事が出ましたので、以下に一部を引用します。
(前略)
合衆国連邦準備制度(Fed・連銀)が16日(現地時間)に現在の基準金利を凍結した後、今後3年間はこの基調を維持することを示唆した。そのため長期間ドル安基調が維持されるという市場の展望も為替レート急落に影響を及ぼしたものと見られる。(中略)
キム・ヒョジンKB証券研究員は「現在93前後であるドル指数をウォン・ドル為替レートに代入すると、1,130ウォンまで下落すると見ることができる」とし、「年末にはドルウォンの為替レートは、1,170ウォン付近で動くだろう」と予想した。
⇒参照・引用元:『亜州経済(韓国版)』「ウォン・ドル為替レート、1,160ウォン台へ急落…8カ月ぶりの低水準記録」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による
研究院の人がエライこと言っています(笑)。「1ドル=1,130ウォン」まで下落するというのです。
以下のチャートをご覧ください。同じドルウォンの日足チャートですが、時間軸をさらに引いたものです。
「1ドル=1,130ウォン」は水色の水平線、「1ドル=1,170ウォン」は赤の点線です。
「1ドル=1,130ウォン」となると2019年03月22日以前の水準です。この予想で参照しているのはドルの強さを示す「DXY」(ドル指数)ですが、「代入すると」の意味がよく分かりません。
以下はドルウォンチャートにDXYのチャートを重ねたものです。DXYの方はバーチャートになっています。
ご覧のとおり、DXYは雪崩のように下落しましたが、現在は底を固めているように見えます。ちなみにDXYがこの水準にあったのは2018年05月中旬より前です。
この研究員の予測が当たるかどうか明日2020年09月21日(月)の市場の動きを楽しみにいたしましょう。日本は祝日ですが外為市場は動いています。
また随時記事を制作し状況をご紹介するようにいたします。
重要な追記
2020年09月21日の外為市場ですが、ドルウォンレートはついに「1ドル=1,150ウォン台」で推移しています。ウォン高が止まりません。
(柏ケミカル@dcp)