「韓国のAmazon(アマゾン)」と呼ばれ、鳴り物入りでアメリカ合衆国市場に上場した通販大手『Coupang(クーパン)』ですが、株価は大変にまずいことになっています。
以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用)
ご覧とおり、見事な右肩下がりのチャートです。
株式を公開した2021年03月11日につけた最高値は「69.00ドル」でしたが、2021年09月29日の終値は「28.23ドル」と非常に低迷しています。
上場初日の「終値:49.25ドル」から直近の「28.23ドル」まで、なんと「42.7%」も下落しており、時価総額でいえば「328億ドル」(約3兆6,677億円)が蒸発したことになります。
水色のラインは、『クーパン』のIPO(新規株式公開)に当たっての公募価格「35ドル」のラインです。2021年09月29日の終値が「28.23ドル」ですから、公募価格を「19.3%」も下回っています。
もし公募に当たって現在も株式を保有している投資家がいるとしたら、19.3%の含み損を抱えていることになります。
Money1でもご紹介したことがありますが、とにかく『クーパン』という会社はずっと赤字の会社です。
以下をご覧ください。
『クーパン』の営業利益推移
2016年:-5,521億ウォン(約-519億円)
2017年:-6,487億ウォン(約-610億円)
2018年:-1兆1,651億ウォン(約-1,095億円)
2019年:-7,127億ウォン(約-670億円)
2020年:-5,842億ウォン(約-549億円)
2016年:-5,521億ウォン(約-519億円)
2017年:-6,487億ウォン(約-610億円)
2018年:-1兆1,651億ウォン(約-1,095億円)
2019年:-7,127億ウォン(約-670億円)
2020年:-5,842億ウォン(約-549億円)
このように赤字を続けており、2021年も赤字と推測されています。当たり前の話ですが、『クーパン』の株価が上がるためには、営業利益を好転させるなど、きちんと実績を積むことが必要です。
(吉田ハンチング@dcp)