2020年11月23日、「韓国自動車産業協会」から面白いデータが出ました。
2020年10月
完成自動車輸出台数:20万666台(対前年同期比:3.2%減少)
輸出金額:40億2,000万ドル(対前年同期比:5.8%増加)
完成自動車輸出台数:20万666台(対前年同期比:3.2%減少)
輸出金額:40億2,000万ドル(対前年同期比:5.8%増加)
輸出台数は3.2%減少しているのに、輸出金額は逆に増えているのです。さらに01-10月の累計データが以下になります。
2020年01-10月
完成自動車輸出台数:152万9,818台(対前年同期比:22.9%減少)
輸出金額:298億2,000万ドル(対前年同期比:15.6%減少)
完成自動車輸出台数:152万9,818台(対前年同期比:22.9%減少)
輸出金額:298億2,000万ドル(対前年同期比:15.6%減少)
10月までの累計で輸出台数は「22.9%」も減っているのに、輸出金額は「15.6%」の減少で済んでいます。なぜでしょうか?
韓国メディアでは、この10月の輸出台数と輸出金額の逆転現象の理由について「電気自動車やSUVという高付加価値な車種に輸出の主軸が移った」ためと説明しています。
つまり、かつてのような「安い小型車」ではなく、利幅の多い車種が主力商品になったので、台数が減っても金額では減らなかった――というのです。
例えば、『ソウル経済』は「長い準備の末に出した高付加価値の車種が海外市場で人気を呼んで……」と書いています。果たして長い準備などしていたのでしょうか。
あと、スイトライキがなかったらもう少しは輸出台数も増えたのではないでしょうか。
⇒参照:『韓国自動車産業協会』公式サイト
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(吉田ハンチング@dcp)