最近、韓国メディアではやたらと「コリアディスカウント」という言葉が目立つようになっています。
株価が他国と比べて上がらず、「1人負け状態」と考えているので、そのような言葉が多用されるのです。韓国メディア、韓国の皆さんが「コリアディスカウント」というときには、
「韓国の株価は不当に安く見られている」
という意識が多分に反映されています。すなわち「本来なら偉大な韓国と褒めそやされるはずなのに……」というわけです。
※さすがにPBRが1未満というのはひどい状態で、ディスカウントと呼びたい気持ちは分からないでもありません。
「コリアディスカウントなどではなく、真っ当に見て(評価して)この株価なのだ」とは考えず、誰かが、何かが韓国を貶めているのだ――とするところが、実に韓国らしいといえます。
特に、日本では株価が過去最高を更新しているため、「なぜ日本に負けるのだ」と喪失感が激しいのでしょう。実にあほらしい話です。
2024年02月13日、『韓国銀行』が「2024年1月の国際金融・外国為替市場動向」を公表しましたが、この中に「韓国の1人負け」状態が01月も変わらなかっとことを示すデータがあります。
主要外国の株価指数とKOSPI(韓国総合株価指数)を比較したものです。
<<先進国>>
MSCI:+3.0%
アメリカ合衆国DJIA:+2.6%
日本Niikei225:+7.9%
ドイツDAX:+1.0%
イギリスFTSE100:-1.4%<<新興国>>
MSCI:-2.1%
韓国KOSPI:-1.7%
中国SHCOMP:4.9%
インドSENSEX:-0.0%
インドネシアIDX:-0.5%
ブラジルBOVESPA:-3.2%
メキシコBOLSA:+0.3%
ロシアMOEX:+2.3%
トルコISE100:+18.4%
南アフリカALSH:-3.4%
韓国のKOSPIは「-1.7%」と、中国、南アフリカ、ブラジルに次いで悪い結果です。しかし、韓国は自身を先進国と称して、これらの国々を下に見ています。
ですから、韓国の皆さんにとっては、中国、南アフリカ、ブラジルより株価が下がっていなくて当然。
しかし、上掲のとおり、先進国MSCI指数は「+3.0%」。日本のNikkei225は「+7.9%」をたたき出しています。当月は、ドイツのDAXも黒転しました。
このような結果なので、自称先進国である韓国の認識は「1人負け」なのです。先にご紹介したときから、この状態は変わってません。
(吉田ハンチング@dcp)