自由主義陣営による金融制裁のせいでロシアはソ連時代のビンボで寂しい状況に向かっていますが、自由な報道が許されないソ連時代の灰色の世界をも取り戻そうとしています。
2022年03月04日、ロシア議会は刑法の改正案を承認(プーチン大統領も承認)。
外信では「フェイクニュース法」と呼ばれており、
「ロシアの軍隊の行動についての虚偽の情報、虚偽のデータを故意に広めた罪で有罪となった者には、最高15年の懲役または150万ルーブルの罰金」
が科せられます。
韓国が成立させようとしていたメディア規制法と似ています(現在棚上げ状態)。
ロシア政府は、現在自国の軍隊がウクライナで行っていることを「戦争」「侵略」とメディアが表現することを許していません。
使うべき言葉は「特別軍事行動」だそうです。
外信によれば、03月04日(金)朝からロシアの一般市民が独立系メディアのWebサイトにアクセスすることに対してブロックをかけ始めました。また、『Facebook』『Voice of America』『Deutsche Welle』『Radio Free Europe』など自由主義陣営のプラットフォームへのアクセスを遮断しています。
同日、『CNN』はロシアでの番組放送を停止。『BBC』はャーナリストのロシアでの仕事を一時的に停止すると発表。『ABC』『CBS』はロシア特派員は放送に登場しないと発表しました。ロシアからジャーナリストが脱出しています。
ロシアには「戦争を戦争だといえる報道の自由」がなくなりました。
私たちは言論の自由、報道の自由を制限するような国を信用すべきではありません。ロシアは自ら私たちとは違う価値観を持つ国なのだと認めたのです。プーチン大統領率いるロシアと対決する時が来たのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)