短信ですが、興味深い話ですのでご紹介します。
『Reuters(ロイター)』報道によると、アメリカ合衆国政府が「合衆国金融機関のロシア政府口座からドルを支払うことを停止する」と決定したとのこと。
⇒参照:引用元:『Reuters』「UPDATE 4-U.S. stops Russian bond payments in bid to raise pressure on Moscow」
合衆国財務省は、これまでロシア政府が合衆国金融機関に持つ口座から「ドル建て債務の返済」を行うことを個別に認めてきました。債権者保護のためです。
しかし、2022年04月05日、合衆国財務省はこれを遮断することを決定。
ロシアが最後に支払いを完了したのは、2022年03月31日支払い期限の2030年満期ドル建てロシア国債の利払い4億7,000万ドルです。
ロシアの外貨建て債務の支払いがまた困難になりました。
『Reuters』の記事から一部を引用します。
合衆国財務省の報道官によると、満期を迎えた国債の元本5億5,240万ドルを含む最大の支払い期限が到来した月曜日に、合衆国政府はモスクワの凍結資金へのアクセスを遮断することを決定した、という。
(中略)
「ロシアは残りの貴重なドル準備高を使い果たすか、新たに入ってくる収入か、デフォルトのどれかを選ばなければならない」と報道官は述べた
(後略)⇒参照:引用元:『Reuters』「UPDATE 4-U.S. stops Russian bond payments in bid to raise pressure on Moscow」
合衆国は、ロシアをテクニカル・デフォルトに追い込むつもりです。
(吉田ハンチング@dcp)