韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)、また政府与党に成りおおせた左派・進歩系『共に民主党』の唱える「実用外交」なるものが、いかに夢想的であるかを示しています。
韓国メディア『朝鮮日報』が報道で面白い事実を突きつけました。
韓国を取り囲む4つの大国、日本、中国、ロシア、アメリカ合衆国の駐現地大使が「不在」なのです。
――なぜこんなことになったのかといえば、大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが、尹錫悦(ユン・ソギョル)前政権が任命した大使を一斉にクビにした(解任した)からです。
『朝鮮日報』の同記事から一部を以下に引用します。
(前略)
本紙の取材を総合すると、政府は先月末、チョ・ヒョンドン駐米大使、パク・チョルヒ駐日大使、イ・ドフン駐ロシア大使、ファン・ジュングク駐国連大使などに「07月14日までに帰国せよ」と指示した。これらの人物のほかにも、ユン・ヨチョル駐英大使、ムン・スンヒョン駐仏大使、キム・ジンハン駐イスラエル大使、リュ・ジェスン駐UAE大使、ホン・ギュドク駐ハンガリー大使なども交代対象に含まれ、帰国した。チン・チャンス駐大阪総領事、キム・ウィファン駐ニューヨーク総領事、イ・ソヨン駐ホノルル総領事、イ・ボムチャン駐ドバイ総領事などは18日までに帰国した。
政府のある関係者は、
「李在明(イ・ジェミョン)大統領が尹錫悦(ユン・ソギョル)政権で任命された特任大使たちの早期帰国を指示した」とし、
「外交部としては重要な時期の大使の空席を懸念したが、従わざるを得なかった」と語った。
通常、政権が交代する場合、新任大統領は前政権で任命された特任大使たちの交代のために後任者のアグレマン(任命同意)を申請し、その後順次交代を進めてきた。
したがって、政権交代期であっても四大国の大使が一斉に同時に空席になることはなかった。
(後略)
アメリカ合衆国と関税交渉を行わなければならないことが分かってるのに、重要なパイプである駐米大使を解任したわけです。
なぜこのようなことを行ったのかといえば、「保守寄り政権が任命した大使」を一掃したかったから――です。
李在明(イ・ジェミョン)さん、『共に民主党』が称する「実用外交」なるものはまったく信用できません。韓国の国益など考えてはいないのです。
考えているのは政治的な粛清および「自分たちの仲間による独裁」です。
(吉田ハンチング@dcp)






