とうとう韓国の大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さん(と愉快な仲間たち)がおっかしな動きをしています。
来る2025年08月15日、ソウル市の光化門で「国民就任式」を開催する――としました。

↑2025年06月03日深夜に李在明(イ・ジェミョン)さんの大統領選挙勝利が確定。翌04日には上掲のように大統領としての宣誓を行いました。
韓国では、毎年08月15日は「光復節」。
日本では終戦記念日ですが、韓国では日本による統治が終了した日として祝日になっています。
「国民任命式」というのは奇妙な名称です。普通なら「就任式」になるはずですが、主権者である国民に任命された大統領という意味を込めたものと推測されます。
大統領室では、国民1万人を招待する――としています。
2025年07月28日、ウ・サンホ大統領室政務首席秘書官は、
「李在明(イ・ジェミョン)大統領は去る06月04日、正式な就任式は行わずに宣誓のみを行い、後日、国民任命式を国民とともに実施することを約束した」
「国民任命式は08月15日午後8時、光化門広場にて光復節80周年行事と併せて開催される。
国民任命式には約1万人の国民が招待される。
1945年に生まれた「光復っ子」や、1956年に韓国証券取引所が発足した後、最初に上場した12社の関係者、1971年にKAIST設立を主導した関係者、1977年に韓国で初めてエベレスト登頂に成功した登山隊などが招待対象である。
愛国志士や独立・国家有功者をはじめ、国民参政権を積極的に行使して憲政秩序を守り、国民主権を実現した国民も招待する」
「今回の行事は、国家の主人は国民であることを明言し、大統領として主権者の意思を受け止め、大韓民国を先導国家へと発展させるという誓いをする場だ」
「8つのカテゴリーに分類された意義ある国民を特別に招待する」
――と説明しました。
さあ「8つのカテゴリー」とは何でしょうか? 以下です。
1.「1945年生まれの“光復っ子”」
⇒ 1945年の解放直後に生まれた世代で、戦後韓国の歴史を100年の証人として生きてきた方々。
2.「1956年、韓国証券取引所開設後に最初に上場した12社の関係者」
⇒ 韓国資本市場の黎明期に貢献した企業関係者。
3.「1971年、KAIST(韓国科学技術院)設立を主導した関係者」
⇒ 韓国科学技術教育の礎を築いた学術・行政関係者。
4.「1977年に韓国人として初めてエベレスト登頂に成功した登山隊など」
⇒ 第一線で韓国の名を世界に知らしめた冒険・象徴的功績者。
5.「独立運動や国家への貢献を果たした方々」
⇒ 愛国志士、独立有功者、国家有功者、さらには憲政秩序を守った国民主権の実践者など。
6.「経済成長・産業発展の担い手/次世代AI産業を牽引する人々」
⇒ パキスタン派遣労働者、建設労働者、輸出産業関係者、AI起業家や研究者など。
7.「共生社会や地域創生に関わる住民および企業・若者」
⇒ 強化・高城地域住民、人口減少マイクロコミュニティ、地域特化・社会的企業、雇用創出型企業、若い起業関係者。
8.「文化・スポーツ・軍・警察・消防などの公務職に従事する人々、未来の若いリーダーなど」
⇒ K‑カルチャー文化芸術受賞者、スポーツ競技入賞者、軍人・警察・消防職員、戦争参戦兵士や公務犠族、産災・社会的事故の遺族、未来を牽引する若手リーダーや有望人材。
注目は「5」です。
どのような人物が招かれるのか?――によって李在明(イ・ジェミョン)さん率いる政府の志向が分かるでしょう。
「国民任命式」という妙な名称のイベントは、「光復節80周年行事」と併せて開催されます。
(吉田ハンチング@dcp)






