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石破茂の「怒り発言」に中国外交部はスルー。

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2024年09月30日、中国外交部の定例記者ブリーフィングで、日本『自民党』の新総裁となった石破茂さんの発言について日本メディア記者から質問が出ました。これに中国外交部がどのように答えたのかをご紹介します。

この発言で石破茂を評価するのは間違っている

石破茂さんの発言というのは、2024年09月18日に中国・深センで起こった「10歳の日本人少年を中国人が刺殺したへイトライム」についてのものです。

石破さんは、09月29日、フジテレビ系『日曜報道 THE PRIME』に出演し、「私どもは別に政治問題化しようなんて全然思ってません。ああいう痛ましい事件があって“こんなものはどこでも起こることだ”とは何ですか」と述べました。

「語気を強めた」そうです。

念のために付記しますが、このような発言で石破茂新総裁を評価してはいけません。

もう何だっていいますが、外交というのは「姿勢を示すだけ」でも得点を稼げる分野です。「姿勢を示す」のと「結果を出す」のは全く違うことです。

政治家が行うべき、そして評価されるべきなのは「結果」についてだけです。

そのため、石破茂、河野太郎、上川陽子などを評価するのは間違っています。「結果を出したこと」で評価すべきなのです。特に河野太郎は最低の部類に入ります。

石破茂について質問はしたものの……

以下が定例記者ブリーフィングでの質疑応答です。

『日本経済新聞』記者:
日本『自民党』の新総裁である石破茂氏が、『NHK』の番組で、深センで起きた事件について言及し、中国外交部の報道官が「このような事件はどの国でも起こりうる」と述べたことに不満を表明しました。

彼は「絶対に無視できない」とし、この事件が「日中関係に影響を与えるだろう」と述べています。

これについて、コメントをお願いします。

林剣:
改めて申し上げますが、われわれはこの不幸な事件について、遺憾と痛みを感じている。

これは個別の事件であり、法に基づいて調査が進められている。

日本側には冷静かつ理性的な対応を望んでいる。

また、中国政府はあらゆる違法行為や暴力を容認しない。中国はこれまでとおり、すべての外国人の安全を保障していく方針である。この個別の事件が、日中両国の交流や協力に影響を与えないことを期待しているし、そうなると信じている。

『日本経済新聞』記者:
石破茂総裁は、『NHK』の番組で日中首脳の交流と対話の重要性にも言及しています。これについて、どのようにお考えですか?

林剣:
日中は近隣国であり、アジアと世界の重要な経済体でもある。

両国には広範な共通の利益と協力の余地がある。

中国はあらゆるレベルでの対話と交流に対してオープンな姿勢を持っている。日本側にも、共に関係改善と発展に向けて建設的な役割を果たしてほしいと期待している。

『NHK』記者:
1つ目の質問です。

明日、石破茂氏が日本の首相に就任し、新内閣を発足させる予定です。

報道によれば、彼は親しい側近を外相や防衛相などの重要なポストに任命する意向だそうです。

メディアはこれが外交や安全保障に重きを置き、「アジア版NATO」の第一歩だと分析しています。報道官はこの内閣の人事についてどうお考えですか?

2つ目の質問です。

石破氏は来月ラオスで開催される東アジア協力リーダー会議に出席する予定ですが、ラオスで日中首脳会談を行う意向はありますか?

林剣:
1つ目の質問について、日本の人事任命は内政問題なので、中国としてはコメントしない。

日本側には、日中間の4つの政治文書で定められた原則と合意を守り、客観的で正しい対中認識を持ち、前向きで理性的な対中政策を実施してほしいと願っている。

両国の戦略的互恵関係の進展を実現し、中国と共に正しい方向に沿って日中関係を持続的に健全で安定した形で発展させることを望む。

2つ目の質問については、提供できる情報はない。

⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「2024年09月30日外交部发言人林剑主持例行记者会」

『日本経済新聞』『NHK』の記者が新総裁について質問をしましたが、全てかわされました。

(吉田ハンチング@dcp)

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