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【まとめ】南朝鮮「ウォン安」を巡る09月25日の激闘

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韓国の通貨「ウォン」の安値がどこまで進むのか注目されています。09月25日は「1ドル=1,200ウォン」を超えるかどうかで激しい攻防が繰り広げられました。

結局どうなったかといいますと、一時は1,200ウォンを超えるまでウォン安が進行したのですが、以下のように終値としては1,200ウォン未満に抑え込まれました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。

株式、FXの取引をされない方のために説明をさせてください。

これはドル・ウォンチャートですので、1ドルが何ウォンで取引されたのかを示しています。縦軸がウォンで横軸は時間です。

上記は日足ですので、ローソク足1本で1日の値動きを表しています。証券会社によって違うのですが、この『Investing.com』のチャートでは、赤色のローソク足が上昇、緑色のローソク足が下降を示しています。

この上昇を示すローソク足を「陽線」、下降を示すローソク足を「陰線」と呼び、陽線はウォン安方向(チャート上は上昇)へ、陰線はウォン高方向(チャート上は下降)へ進んだことを表します。

激闘の見どころをピックアップ

この日足の中を拡大し、1分足(ローソク足1本で1分間の値動きを表します)で見ると、ウォンの「買い勢力」と「売り勢力」の激しい攻防の跡が見られます。日本時間で日をまたぎ、26日05時26分までの攻防の中で、見どころとなった箇所を以下にピックアップしてご紹介します。

●2019年09月25日15時56分~19時51分(日本時間):図1

●2019年09月25日19時15分~22時00分(日本時間):図2

●2019年09月25日21時28分~26日00時13分(日本時間):図3

●2019年09月25日23時53分~26日02時17分(日本時間):図4

●2019年09月26日01時57分~05時26分(日本時間):図5

というわけで、日足1本の中にはこのような激闘があったのです。戦い済んで日が昇り、結局「1ドル=1,200ウォン」のライン未満に保持されたわけですが、売り圧力、買い圧力ともに強く、長いローソク足が出現する見応あるプライスアクションでした。

図3の23:50辺りからの陰線ラッシュ、図5にある26日03:33に出現した「1,200.75ウォン」から一気に「1,199.67ウォン」まで引き戻した強力な陰線は特筆に値します。売買の当事者であればたまったものではありませんが、リングサイドの傍観者としては、かなりの見物だったのではないでしょうか。

日足の実体線としては「1ドル=1,200ウォン」はかろうじて守られましたが、先に説明しましたこれまでのウォン安のレジスタンスラインは突破しましたので、これはウォン売り圧力が強いことを示しています。ウォン安傾向が強まっていると見るべきでしょう。

<<続報 ここから>>
2019年09月27日午前02-03時の段階では「1ドル=1,200ウォン」のラインを日足の実体線で破られたのですが、その後なんとこのラインを守り切りました。以下の記事を参照してください。

⇒参照:『Money1』「実にしぶとい!南朝鮮『ウォン安』09月26日『1ドル=1,200ウォン』死守ス」


<<続報 ここまで>>

⇒参照:『Money1』「南朝鮮『ウォン安』懸念 再び『1ドル=1,200ウォン』前の攻防」
https://money1.jp/?p=10312

⇒参照:『Money1』「『為替介入』とは?」
https://money1.jp/?p=9794

⇒参照:『Money1』「御大の言葉 私たちは合理的に追求せずにはいられない」
https://money1.jp/?p=2732

(柏ケミカル@dcp)