韓国の「個人投資家の皆さん」や「韓国メディア」が心配していた『サムスン電子』の株価ですが、下げが止まりました(とりあえずそう見える――という話)。
2024年11月01日(金)が締まった時点でチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
下落トレンドが一応止まり、跳ね返った(ように見える)のは10月28日(月)。
ただし、移動平均線からいえばまだ揉んでいる最中なので油断はできません。
↑短期線はいまだ中期線の下にあります。もっともMAだけ見て取引するとイカンのですけれども。
この跳ね返った(ように見える)28日(月)、韓国メディアでは「喪が明けたー!」かのような記事が散見されました。
例えば『朝鮮日報』の記事は以下のような具合です。
28日、韓国取引所によると、『サムスン電子』の株価は3.94%上昇し、5万8,100ウォンで取引を終えました。
09月26日(4.02%)以来、およそ1カ月ぶりの最も高い株価上昇率でした。
外国人と機関投資家が同時に買い越しの姿勢を見せた影響です。
この日、外国人投資家と機関投資家はそれぞれ約91億ウォン、1,540億ウォン程度を買い越し、個人投資家は1,680億ウォン程度を売り越しました。
外国人投資家は先月02日から今月25日まで(2024年09月02日~10月25日:引用者注)の33取引日間で、『サムスン電子』の株式を約12兆8,900億ウォン分売り越していました。
これは1999年に関連統計が集計され始めて以来、最長期間の連続売り越し記録でした。
(後略)
外国人投資家は、2024年09月02日~10月25日で計12兆8,900億ウォンを売り越し、これは統計開始以来、最長期間の売り浴びせでした。
韓国では国民株といわれる『サムスン電子』株がこのような目に遭ったので、「外国人投資家が34日ぶりに買い越しに戻った」と喜ぶのは分かりますが、まだ油断してはいけないのではないでしょうか。
「もうはまだなり」という言葉もありますす。
(吉田ハンチング@dcp)