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韓国「尹政権は謝罪せよ!」「本当のことを言っただけ」

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Money1でも昨日ご紹介した、韓国尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の前政権批判に対して最大野党『共に民主党』から猛烈な批判の声が上がっています。

「(前政権が)反国家勢力とは何事か」という声です。また「文在寅が北朝鮮のスパイだとでも言うのか」という批判もあります(念のための付記:そんなことは尹さんはひと言も言っていません)。

韓国が自由主義陣営国の側に立つ国であることを前提にするなら、前文在寅政権が行ったことは反国家的なものであり、文在寅大統領はスパイみたいなものだった――と言われても、反論するのは難しいのではないでしょうか。

さっそく『共に民主党』議員からは「謝罪せよ」との声もあるのですが、『国民の力』側からは「本当のことを言っただけじゃん」と反論が出ています。

『国民の力』議員と『共に民主党』議員の発言を並べてみましょう。

まず『共に民主党』のパク・グァンオン代表から、

「前任政府の政策を問題視して反国家勢力と規定した大統領は初めて」

「国民が同意することも難しく、容認することもできない極端な表現だった」

「韓国大統領に求められる核心価値の一つは国民統合」

「憲法と民主的な手続きに基づいて国民の選挙で選ばれ、国民の同意の上で推進された朝鮮半島政策を問題視し、前任政府を反国家勢力と規定したのは国民統合の精神に真っ向から反する」

という発言が出ています。また現存している親文在寅派の議員からは、

「龍山大統領府は直ちに『反国家勢力』という発言が誰の考えなのか明らかにすべきだ」

「昨日の発言が本当に大統領自身の考えなら、大統領は直ちに国民の前に謝罪すべきだ」

と「謝罪せよ!」の声が上がっています。

一方の『国民の力』キム・ギヒョン代表は以下のように述べています。

大統領の発言は正確なファクトに基づいたものなので、『共に民主党』がそれに対して反発すること自体を理解できない」

紙切れに過ぎない終戦宣言を持って韓国に平和が訪れると叫ぶなら、それは国民を欺くことだ」

「韓国の安全保障は、私たちを侵略しようと核兵器を開発・保有し、挑発し続ける北朝鮮の恩賞的好意に頼るのではなく、私たちの強固な国防力と団結した国民の力、自由陣営との強固な連帯を通じて自立的に守っていくことだ」

「多様な意見を持つ方々のさまざまな意見を尊重し、それを聞くのは当然だが、韓国のアイデンティティーを否定し、韓国を敵の手に翻弄させるような勢力がいるなら、それは協調の対象ではない」

確かに、28日の尹大統領の発言は1段も2段もギアを上げたものでしたが、左派・進歩系の『共に民主党』は猛烈に反発しています。

このような激突はこれからも続きますし、収まりはしません。イデオロギーの対立だからです。

(吉田ハンチング@dcp)

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