電気自動車の売れ行きが曇ってきており、韓国でも「あれ、おかしいぞ」となっております。
先に韓国メディア『韓国経済』と中古車情報サイト『encar』による、「電気自動車の中古車相場が下落している」という件をご紹介しました。これは「07~09月」の集計だったのですが、10月以降はさらに洒落にならない下落に見舞われていることが分かりました。
↑中古車売買のためのプラットフォーム『K Car』(直営店あり)のサイト/Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット
韓国メディア『ソウル経済』が中古車情報プラットフォーム『K Car』のデータを基に相場を分析した結果を報じています。主要な電気自動車の中古車価格が対前月比で以下のように下落した――とのこと。
『現代自動車』IONIQ6:-4.9%
『起亜自動車』Soul(ソウル)EV:-4.5%
輸入ブランド
『VOLVO(ボルボ)』C40 Recharge(リチャージ):-8.4%
『Renault(ルノー)』Renault ZOE(ゾエ):-8.1%
『Peugeot(プジョー)』DS3 CROSSBACK E-TENSE:-5.5%
『Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)』EQE V295:-4.7%
『BMW』i4:-4.7%
『Tesla(テスラ)』model3:-2.4%
※国内中古車市場で流通している発売12年以内の740車種を対象に平均相場を分析した――とのこと。
最大幅では8%超も下落しています。
「中古車は毎月平均1%前後の減価が行われるのが一般的」だそうです。上掲は対前月比でこの数字となっているので、明らかに平均を上回っています。
しかも、電気自動車の中古車価格の平均下落率は以下のように推移しているとのこと。
07月:-0.2%
08月:-0.9%
09月:-1.7%
10月:-2.5%
11月:-2.0%
『韓国経済』+『encar』の「10月は-2.5%に達するかも……」は当たったわけです。
リセールバリューが下がるのを嫌気する人は、新車の電気自動車を購入するのも避けるかもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)