2024年03月27日、韓国の統計庁が「2024年01月人口動向(出生、死亡、婚姻、離婚)」のデータを公表しました。
韓国は「世界で最初に人口減少によって消滅する国」といわれます。2024年の初月、人口の増減はどのようになったでしょうか。まず以下をご覧ください。
2024年01月
出生数:2万1,442人
死亡数:3万2,490人
人口の増減:-1万1,048人※出生数が「2万1,442人」で死亡数が「3万2,490人」なら、人口の自然増減は「-1万1,048人」になるはずですが、なぜかプレスリリースでは「-1万1,047人」となっています。
⇒参照・引用元:『韓国 統計庁』公式サイト「2024年01月人口動向(出生、死亡、婚姻、離婚)」
韓国の月次の出生数データに注目している方なら、「おっ、当月は2万を超えたじゃないか」と思われたかもしれません。そうなのです。韓国の月次の出生数は「2万人を割る」のが状態化していました。
では、ここで2万人を超えたのは良いサインでしょうか?
答えは「NO」です。それどころか「2万1,442人」しか出生数がないのは大問題なのです。
以下をご覧ください。2022年、2023年、2024年の月次出生数を重ねたグラフです。
⇒参照・引用元:『韓国 統計庁』公式サイト「2024年01月人口動向(出生、死亡、婚姻、離婚)」
これまでの例からいえば、毎年「01月」は最も出生数の多い月なのです。残りの11カ月は01月よりも出生数が小さくなります。
2024年はまだ01月しかありませんが、この3年の01月の出生数に注目してください。
2022年:2万4,637人
2023年:2万3,230人
2024年:2万1,442人
1年の中で最も出生数が多い月なのに、前年の2023年を下回っています。
つまり、これは「2024年は2023年よりも出生数が少なく推移するだろう」というサインなのです。
――というわけで、韓国は「世界で最初に消滅する国」として確実に前に進んでいます。
(吉田ハンチング@dcp)