あまり日本では報じられませんが韓国は不景気です。そのため失業者も増加しているというのが本当のところです。
『中央日報』が「2024年06月には“非自発的失職者”が123万700人に達した」という記事を出しました。
この「非自発的失職者」というのは、働けるにもかかわらず、
職場の休・廃業
名誉退職・早期退職・整理解雇
一時的・季節的な仕事の完了
仕事がない・事業不振
などの労働市場的な理由で職を失った人を指す言葉です。つまり自分都合でなく、不幸にも会社の都合で失職した人です。
『中央日報』は、国会立法調査処と統計庁雇用動向データを分析した結果としていますが、06月には対前年同期比で17万9,000人(+16.9%)も増えて、「123万700人」となったのです。
対前年同月比での「非自発的失職者」の増減を見ると以下のようになります。
2024年04月までは非自発的失職者の増加は一桁%に抑えられていましたが、05月に10%代に入り、06月はさらに増加幅が大きくなりました。
興味深いのは「どの産業で非自発的失職者が大きく増加したのか?」です。
製造業:+43.4%
建設業:+34.1%
卸売および小売業:+33.7%
宿泊および飲食店業:+24.4%
韓国経済の屋台骨を支えている製造業、内需を支える建設業で、「会社都合による失職者」が激増しているのは注目すべきポイントです。
韓国政府は輸出が復活して経済は回復基調としていますが、果たして本当にそうでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)