2024年08月18日、韓国最大野党『共に民主党』の代表に李在明(イ・ジェミョン)さんが選出されました。
党代表選挙は、この日、ソウル松坡区オリンピック公園KSPOドームで開かれた『共に民主党』全党大会でフィナーレを迎え、結局85.4%の圧倒的な得票率で党代表に当選しました。
この85.4%という得票率は、自身が打ち立てた「77.7%」を更新する最高値を更新するものです。
李在明(イ・ジェミョン)新代表に就任して、
「尊敬する国民の皆さん、愛する代議員党員の同志の皆さん!
今日、皆さんは私に韓国第一野党の代表という重大な任務を再び与えてくださいました。
再び働く機会をくださり、ありがとうございます。夢と希望がかすんでいく韓国で、
生と死の境に立つ民生を救わなければならないという
絶体絶命の課題が私たちの前にあります。『共に民主党』の力で停滞した成長を回復させ、
新たな機会を創り出し、
再び夢を描ける国、再び飛躍する韓国を必ず作り上げます! (つまらないので後略)」
などと述べました。「夢と希望がかすんでいく韓国」という指摘は正しいです。
李在明(イ・ジェミョン)さんとしては、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権を批判しているのでしょうが、それは左派・進歩系の文在寅政権から始まったことともいえますし、もっといえば政治家の責任なので、李在明(イ・ジェミョン)さんが他人事のように言うのは駄目でしょう。
面白いのは、今回の『共に民主党』全党大会で、文在寅前大統領のメッセージ(祝辞)が流れたことです。
何度もご紹介しているとおり、前大統領の文在寅さんと李在明(イ・ジェミョン)さんは中が良くありません。『共に民主党』の主流派は現在、李在明(イ・ジェミョン)さんに阿る防弾議員ばかりになっています。
当然親文在寅派はどんどん脇に追いやられている状況です。
文在寅さんとしては全く面白くありません。今回のビデオメッセージでは以下のように述べました。
「党内競争でどちらの側に立ったかは、われわれの大業の前では重要ではない」
「『共に民主党』が国民と共に成し遂げた国家的な成果にわれわれは誇りを持つべきだ」
「大韓民国を退行の危機から救うために国民と共に立ち上がる上で鍵となるのは(国民の)支持の拡大だ」
「党員同志ひとりひとりが拡大の主体となってほしい。より開かれた心、より広い姿勢で、より多くの国民と共に再び『共に民主党』政権を築くために全力を尽くしてほしい」
要するに、『共に民主党』内でけんかをしないでくれ、親文在寅派をいじめないでくれ――的な話です。そうそう、この文在寅さんのビデオメッセージが流れる最中に会場から大きな声で罵声があったことを付け加えておきます。
ネット上には「犯罪党を見ていると、確かに北朝鮮労働党南朝鮮支部だと100%確信する」という面白いコメントがありました。
(吉田ハンチング@dcp)