2026年11月03日、韓国で新たな潜水艦の進水式が行われました。

3,600トン級の新型潜水艦(KSS-III Batch-IIの2番艦)「徐熙(ソ・ヒ)」で、『ハンファオーシャン』の巨済・玉浦造船所で進水しました。 韓国の防衛事業庁も、海軍との共同報道資料を公表しています。
艦名は、高麗時代の政治家・外交家である徐熙(942~998年)に由来します。
韓国国防部の『国防日報』によると、海軍は2026年07月03日、海軍本部の艦名制定委員会で、この名前を決定したと発表。
命名の由来として、契丹の侵攻を退け、鴨緑江以南の「江東六州」の領土を確保した人物であることを挙げています。
ただし「契丹の侵攻を退け、領土を確保した」という韓国海軍の説明は、高麗史をいささか自分に都合の良いように解釈した説明です。契丹への朝貢という交換条件で――が抜けています。
その後、女真勢力を排除して築城を進め、江東六州の確保に貢献した
――というのが本当のところです。
ちなみに韓国海軍は通常、軍事力および科学技術の発展や、外国との抗争などで国のために貢献し、国民から尊敬される人物を潜水艦の名称に選定しています。
徐熙(ソ・ヒ)は船体の長さが約89メートルで、既存の3,000トン級(約83メートル)に比べて兵装の搭載空間を拡大。
潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の垂直発射管を、既存の島山安昌浩級の6基から10基に増加して撃能力を強化。国産リチウム電池を搭載して水中潜航能力を最大限に高めており、ディーゼル(通常動力型)潜水艦の中で、静粛性の面で「同級最強」との評価を受けている。
長距離での複数目標の識別・打撃能力を備え、計約70種類の国産化装備を搭載。
――とのこと。
3,600トン級のKSS-III Batch-IIはあと1隻造って3隻で打ち止め。3,000トン級はすでに3隻ありますから、3,000トン級以上の大型潜水艦はこれで計6隻――となりました。
(吉田ハンチング@dcp)

