昨日の記事で「バリュエーション」という言葉が出てきましたが、これが何のことか分からない人も多いかもしれません。投資の世界というのは、どうも英語からそのまま引いた片仮名言葉が多く、辞書を引き引き理解に努めなければならなくてイヤですね。というわけで今回は「バリュエーション」についてです。
「valuation(バリュエーション)」とは、「経済性評価」、また「価値を計算すること」を指しています。例えば株式投資におけるバリュエーションとは、その企業の株式の価値が適正かどうか、企業の利益や資産などに対して割高なのか割安なのか、といった価値判断をすることです。「値踏み」といってもいいでしょう。
バリュエーションを判断するために使われるのが、
・PER(株価収益率)
・PBR(株価純資産倍率)
・PCFR(株価キャッシュフロー倍率)
・dividend yield(配当利回り)
といったものです。これらの指標(INDEX)はバリュエーションを測るためによくでてきます。逆にいえば、バリュエーションを測って、それが投資に値すると考えることができなければお金を投じてはならない、ということです。それが先の記事で「教訓1」とされた「バリュエーションはいつも重要」の意味なのです。
バブルの際には、成長株としてバリュエーションから考えれば、とても割高な株式、過大評価の株式が登場します。しかし、バリュエーションに気を付けていれば、そんな株式にだまされることはありません。
(柏ケミカル@dcp)