これまで外国人投資家は、韓国株式については大量売り越し、韓国債券については買い越しというトレンドで来ました。
しかし、異変です。
外国人投資家は06月25日、3年物韓国債先物を7,533億ウォン(約738.2億ウォン円)売り越しました。2021年06月は、01~25日累計で7兆8,525億ウォン(約7,695.5億円)の売り越しです。
外国人投資家の債券売りも影響し、3年物国債の金利は25日時点で「1.441%」まで上昇。この利率は1年5カ月ぶりの最高値です(2020年01月20日:1.455%)。
株式の方は、何度もご紹介してきたとおり、売り越しトレンドが続いています。
2021年05月はKOSPIだけで「8兆1,565億ウォン」(約7,993億円)を売り越しましたが、06月も01~25日に「7,055億ウォン」(約691億円)の売り越しです。
これまで『韓国銀行』、企画財政部、金融監督院、韓国メディアは、
株式市場では資金流出だが、債券市場では資金流入だ
といってきました。例えば。2021年05月は以下のようでした。
2021年05月
株式:-10兆1,670億ウォン(約-1兆65億円)
債券:5兆5,160億ウォン(約5,461億円)
小計:-4兆6,510億ウォン(約-4,605億円)⇒データ出典:『金融監督院』公式サイト
これが、債券市場でもマイナス(売り越し)になれば、両市場で資金流出です。06月がどのように締まるか……あと3営業日ですが、ぜひご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)