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中国「北京ダック」で157年の名店『全聚德』赤字転落!

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北京ダック」の名店『全聚德』は清朝1864年に創業したという歴史を持ち、現在では全世界に支店を持っています。株式も上場しており、歴史の長さからいってもまさに国家的名物レストランといってもいいでしょう。


↑『全聚德』の日本語ホームページ


↑ローストしたアヒルの皮を熟練した料理人が薄くこそげるように切り分ける

東京・新宿にもあります。勘定書きは高くつきますし、正直飛び上がって喜ぶほど美味しいものでもありませんが、話の種に一度ぐらい行ってみてはいかがでしょうか。なにせ清朝時代から157年も続く店です。

しかし、この『全聚德』が2020年の決算で赤字に転落するといわれています。

赤字は上場以来14年ぶりで、赤字金額は2億4,000~6,400万元約39億989万円~43億88万円)に達すると見られています。

世界規模に支店を展開しているため赤字も巨額です。ご多分にもれず、コロナ禍によって客足が遠のいたこと、観光客の減少が主な理由です。

また、中国人の味覚の西洋化も影響しているといわれます。

というのは、2012年に「19億4,369万元」(約316億6,506万円)で最大になった後、売上高がずっと右肩下がり。純利益も以下のように右肩下がりです。

2017年:1億3,600万元約22億1,560万円
2018年:7,300万元約11億8,926万円
2019年:4,500万元約7億3,310万円

この流れの中、ついに赤字に達したわけですが、コロナ禍が収まっても再び往年の売上を回復できるかは疑問です。そもそもが一種の珍味的な料理なので、一度食べたらもういい、という人が多いのかもしれません。しかし、これだけ歴史のある『全聚德』が倒産なんて話にはならないでいただきたいです。

(吉田ハンチング@dcp)

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