中国不動産セクターで倒産・解雇相次ぐ!「1,188億円」のデフォルト

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『China Fortune Land Development Co.、Ltd(中国フォーチュンランド・ディベロップメント)』は2021年02月26日、「一時的に流動性が逼迫している」と公表。

110億5,400万元」(約1,818億3,830万円)の元本・利息の支払いができない状況に陥っています。

このうち「5億3,000万ドル」は同社の子会社である『CFLD(Cayman)Investment Ltd』が発行した社債です。『CFLD』は、シンガポール取引所に「返済する意思はあるが、短期流動性を確保するには時間がかかる」と通知しています。

要は返せない見込み、というわけです。

470社が倒産した!

中国の不動産セクターの企業はこんな話が多く、2020年には裁判所の公表だけで中国本土では470社の不動産会社が倒産しました。

また、2020年終わりから2021年初めにかけて10以上の不動産会社で大規模なレイオフが行われました。例えば『タイムズ・チャイナ・ホールディングス』は、01月28日予告なしに20~30%の人員のレイオフを実施。普通なら考えられない話です。

中国に不動産セクターはかねてから危ないといわれてきましたが、それは今もいっこうに変わりません。中国共産党当局は不動産会社の財務状況を懸念して、いわゆる「スリーレッドライン」という規制を敷きましたが、果たしてうまくいくかどうかは分かりません。

爆発しないといいですね。

(吉田ハンチング@dcp)

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