小ネタかもしれませんが重要な件ですのでご紹介します。
先日、停電による稼働中断が明らかになった韓国『サムスン電子』のアメリカ合衆国オースティンの半導体工場。
電気供給中断の影響と水不足によって今後1カ月ほど工場が稼働できないのではないか――という観測が出ています。この工場ではスマホ用のAP(アプリケーション・プロセッサー)などを製造しており、半導体供給に影響を与えます。
電力の供給は再開されたのですが、今度は水の問題です。
半導体工場では工業用水から不純物を除いた超純粋を使用します。しかし、寒波のため水道管網のあちこちで凍結が起こって水の供給がままならなくなっているのです。
実際、オースティン市では2021年02月20日に緊急の給水制限を実施。24日の午前08時には解除されましたが、『サムスン電子』では工場の再稼働を見合わせています。というのは下手に再開して突然給水が止まると目も当てられないことになるからです。
世界的な半導体不足ですが、工場が動かせないのでどうしようもありません。
(吉田ハンチング@dcp)