韓国司法の雑な判断が赤っ恥をかくことになりました。
被告ではない会社からお金を取り立てられるという法治国家にあるまじき判断
いわゆる「徴用工判決」で、原告側が韓国水原裁判所に『三菱重工』の資産の差し押さえ申請を出し、裁判所はそれを認めました。
しかし、差し押さえられたのは韓国『LSエムトロン』が持つ『三菱重工エンジンシステム』への売掛金「8億5,319万ウォン」だった、という件です。
『三菱重工エンジンシステム』は『三菱重工』の子会社ですが、完全な別会社です。もし、これが許されるなら韓国は法治国家ではありません。
原告側法律事務所が申請を撤回!
2021年09月02日、韓国メディア『聯合ニュース』の報道によれば、原告側「ヘマル法務法人」は、水原地裁安養支部に対して、差し押さえ解除の「回収放棄申請書」を提出した――とのこと。
以下に記事の一部を引用します。
戦犯企業三菱重工業(三菱)の国内債権について差し押さえの申請をした日帝強制動員被害者の家族が差し押さえの申請を取り下げたことが確認された。
(中略)
水原地裁安養支部は三菱が『LSエムトロン』について持つ8億5,000万ウォン相当の物品代金債権について差し押さえと回収命令の決定を下した。
しかし、『LSエムトロン』側は「私たちが取引してきた企業は『三菱重工エンジンシステム』とし『三菱重工』とは取り引きがなく、債務が存在しない」という内容の文書を裁判所に出した。
『三菱重工エンジンシステム』は『三菱重工業』の100%出資子会社であることが分かった。
分かったじゃないだろ、です。
この原告側法律事務所がいかに雑な調査を行ったのかが分かります。別会社であると判断できなかったのです。別会社と知っていて差し押さえ・回収の申請を行ったのならさらに問題で、別会社から回収してやろうと考えていたわけですから、とても法律事務所の所業とは思えません。
さらに、裁判所は調べもせず、差し押さえ・回収を愚かにも許可したので、これも大問題です。
というわけで、結局差し押さえ・回収は頓挫したわけですが、雑な判断をした韓国司法は赤っ恥をかきました。韓国司法が信用のおけないものであると汚点を残したのです。
(吉田ハンチング@dcp)