「韓国型軽空母」建造に向けて、2022年は予算72億ウォン(約7億円)を見込み、国会で承認されれば設計に着手する――とご紹介したのですが……。
国会審査で承認がされませんでした。
2021年11月16日、国防委員会予算審査処は、軽空母の基本設計予算を72億ウォンから「5億ウォン」(約5,000万円)に減額したという結果を公表。
原案の10分の1どころか「93.1%」もカットしたのです。
わずか5,000万円で何をしろというのでしょうか。
Money1でもご紹介したことがありますが(以下の記事)、この軽空母事業は2020年にも同様の予算カットにあっています。このときは「99%のカット」でした。
韓国版「軽空母」予算が99%削られる!わずか「960万円」で何をしろと
韓国らしい事態となりました。日本・中国に対抗するために必要と「韓国国防部」が「2030年代初頭には戦力化」と鼻息が荒かった「韓国版軽空母」ですが、2021年度の予算編成でそのための予算が99%削られました。まず、韓国国防部のこれまでの声明(...
「韓国版軽空母」2021年度予算
国防部からの要求:101億ウォン
決定予算:1億ウォン(要求比:0.99%)
国防部からの要求:101億ウォン
決定予算:1億ウォン(要求比:0.99%)
「101億ウォン」(約9億8,000万円)要求して、シンポジウム、会議などを行う「1億ウォン」(約1,000万円)しか認められませんでした。
↑このCGは「1億ウォン」の予算からの支出で制作されたのかもしれません
国会の最終予算決定までは本決まりではありませんが、復活の可能性はほぼありません。予算が「93%」もカットされましたので、恐らく基本設計にかかるのは不可能と思われます。
⇒参照・引用元、PHOTO(C):『韓国海軍』公式サイト
(吉田ハンチング@dcp)