ちょっと興味を引かれる情報が『朝鮮日報』に出ています。
「UAE ⇒ ダボス会議」と外遊に出ていた尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が、帰国後、恩赦となった李明博(イ・ミョンバク)元大統領と電話で会議を行ったというのです。
『朝鮮日報』の記事から一部を以下に引用します。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が最近李明博(イ・ミョンバク)(MB)元大統領に電話して、アラブ首長国連邦(UAE)訪問について経済外交成果を議論したことが分かった。
大統領室の関係者は29日、「尹大統領が先週、李元大統領に電話をかけて巡訪と関連した歓談を行った」と話した。
同関係者は「李元大統領がUAE投資誘致雰囲気づくりに貢献した部分についても話を交わした」と伝えた。尹大統領は最近、UAE国賓訪問の際に300億ドル(ハンファ約37兆ウォン)の投資の約束を導いた。
李元大統領は在任中、UAEに初めてバラカ原発を輸出した。
ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領など、UAE王室の挨拶たちと親交がある。
(後略)⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「ユン大統領、MBと電話…『UAE訪問成果議論』」
李明博(イ・ミョンバク)大統領は、韓国初の原発輸出を成功させました。
しかし、これは異常な廉価による成約であり、また「UAEが有事の際には韓国が自動的に参戦する」という秘密軍事協定を結んだ上でできたことです(面白いことに文在寅政権時に暴露されました)。
そのため韓国は今もアーク部隊をUAEに派遣し続けています。
今回の尹大統領訪問の際、UAEは「韓国は約束を守る国である」という異例の声明を出しています。これは「約束を守るよな」という念押しをしたと考えられます。その上でUAEは韓国とMOUを交わしたのです。
さて、今回の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領と李明博(イ・ミョンバク)元大統領の会談ですが、中身はなんだったでしょうか。『月刊朝鮮』は、「尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が李明博(イ・ミョンバク)さんがアラブ首長国連邦指導部と緊密な関係を維持しているのが理由だ」と書いています。
李明博(イ・ミョンバク)さんはバラカ原発などでUAEから400億ドルを引き出しています。そのときの人脈をまだ保持しているので、いわばメンターとして期待しているというのです。
「一部では、中東特使を期待しているのではないか」という観測で出ている――とも。
ただ、李明博(イ・ミョンバク)さんはもう82歳。しかも、拘置所の過酷な生活をしたため、車椅子での生活を余儀なくされています。このような方を中東に派遣して韓国に仕事をとってきてくれ――というのはあまりにも酷な話ではないでしょうか。
人使いが荒いにもほどがあるでしょう。
第20代大統領室の公表では「エールの交換」みたいないい話になっていますが、果たして本当にそうだったのででしょうか。こういうのはどうでしょうか。「あなたが大統領時代に結んだ密約は何か他になかったのですか?」と聞いたというのは。
(吉田ハンチング@dcp)