非常に体裁が悪いことがありました。
2025年10月29日、訪韓したアメリカ合衆国のトランプ大統領と、韓国大統領に成りおおせた李在明（イ・ジェミョン）さんと間で日米首脳会談を開催されました。
↑冒頭発言で李在明（イ・ジェミョン）さんは「核燃料を供給しろ」と要求しました。
この会談の冒頭で、李在明（イ・ジェミョン）さんは「原子力潜水艦の燃料を供給することへの協力を要請」しました。記者に公開される冒頭の時間を狙ってわざと行ったことです。
このときの言い分は――、
「ディーゼル潜水艦は潜航能力が劣り、北朝鮮や中国側の追跡活動に制限がある」
「朝鮮半島の東海（原文ママ：引用者注）、西海の海域防衛に（原子力推進潜水艦を）活用すれば、米軍の負担も相当減るはずだ」
――としました。
中国を封じ込める政策を推進している合衆国をだますために、「中国の脅威」を言い立てたわけです。また、米軍の負担が減る――としたのですから、韓国の原子力潜水艦（とやら）は、北朝鮮と中国の追跡活動に使う――と説明したことになります。
トランプ大統領は、SNS『True Social』「原子力推進潜水艦を建造することを承認した」と投稿しました。
韓国では「韓国も原子力潜水艦保有国になる！」とトラタヌな盛り上がりを見せていますが、そんな簡単な話ではありません。
そもそもこれは「単に原子力潜水艦を合衆国から買え」という話ではないのか――と考えられます。
長く面倒くさい話になりますので、それはひとまず置くとしても（別記事にします）、今回の李在明（イ・ジェミョン）さんの発言に怒っているのは中国です。
当然です。北朝鮮と中国を名指しして「行動を制限するために……」と李在明（イ・ジェミョン）さんが言ってしまったわけですから。
――そこで韓国の極左新聞『ハンギョレ』が、この発言の後の韓国大統領室の右往左往ぶりを記事にしています。
「消防局の方から来ました」みたいな言い訳！
韓国の極左新聞『ハンギョレ』の記事から一部を以下に引きます。
（前略）
李大統領の発言は、中国の軍事力増強や北朝鮮の核・軍事力強化により朝鮮半島周辺の安全保障状況が不安定化する中で、米韓の安保協力を強化する意思を表明したものといえるが、一方で中国との外交関係においては負担となりうる発言でもある。特に、習近平中国国家主席による11年ぶりの韓国国賓訪問を翌日に控えたタイミングでの発言であったため、李大統領の意図についてさまざまな解釈が生まれた。
この日遅く、大統領室は
「特定の国家の潜水艦を指したものではない」とし、「該当表現は単に北側、中国方向のわが海域周辺で出没する潜水艦を指したものである」
と説明した。
また、魏聖洛（ウィ・ソンラク）国家安保室長も「潜水艦は一種のステルス戦力のようなもので探知が難しい。我々の周辺海域においては、誰の潜水艦であっても的確に探知する必要があるという点を強調した発言として理解している」と釈明に乗り出した。
（後略）
「台湾にも謝謝、中国にも謝謝」を標榜して口からその場凌ぎのでまかせを述べるから、こういうことになります。さすが生来のうそつき、前科四犯の李在明（イ・ジェミョン）さんです。
公開される場で「核燃料に言及して国民の支持を上げよう（オレすげーでしょ？というアピールです）」と図ったのですが、これが仇となりました。
まさに浅知恵の発揮です。
公開されるということは、中国だって「見る」ということです。「うちの潜水艦を追跡するってどういうことだ！」と怒鳴られて当然です。
上掲のように大統領室が「マズい！」となって、火消しに走りました。
しかも言い訳が傑作で――、
「北側、中国方向のわが海域周辺で出没する潜水艦を指した」
――と言いました。
昔懐かしい「消防署の方から来ました」と言って消火器を買わせる詐欺――を思い起こさせます。
韓国の言い分などトランプ政権はまったく信じてなどいませんし、李在明（イ・ジェミョン）の「中国の行動を制限する」というウソになんか騙されたりしません。
以前にもご紹介したことがありますが、この李在明（イ・ジェミョン）というのは「自分が国内政治向けに行ってきた「その場凌ぎのデマカセを言い放題でガラをかわす」手法が、国際政治の場でも通用する――と思っている人物なのです。
李在明（イ・ジェミョン）さんのでまかせなんかに納得するのは韓国人だけですよ。北朝鮮を統治する金ちゃんファミリー三代目だって、そんなものに騙されません。
（吉田ハンチング＠ｄｃｐ）
