11日が土曜日だったのでデータが出ませんでしたが、2023年03月13日、関税庁から「2023年03月01~10日の輸出入動向」が公表されました。
ひどい結果です。以下をご覧ください。
2023年03月01~10日
輸出:157億9,100万ドル(-16.2%)
輸入:207億8,600万ドル(2.7%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-49億9,500万ドル2023年01月01~03月10日累計
輸出:1,122億8,600万ドル(-12.6%)
輸入:1,350億6,100万ドル(0.6%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-227億7,500万ドル※( )内は対前年同期比の増減
2023年03月の月初は10日間で「-49億9,500万ドル」の貿易赤字。約50億ドルですので大きな赤です。
ご注目いただきたいのは、対前年同期比の増減です。
輸出は「-16.2%」と前年割れですが、輸入の方は「+2.7%」とまだ増えています。
驚くのは01月01日から03月10日までの、わずか69日間で累計の貿易赤字が「227億7,500万ドル」、約228億ドルに達していることです。
2022年1年間の(通関ベースの)貿易赤字は「約473億ドル」でしたので、2023年はまだ3月初頭段階でその48.2%、ほとんど半分まできたのです。
2022年01月~2023年03月10日までの貿易収支の推移は以下のようになります。
こういうのを下り最速伝説というのではないでしょうか。
主要輸出品目の状況もよくありません。対前年同期比の増減を見ると……。
無線通信機器:-31.9%
精密機器:-23.9%
石油製品:-21.6%
自動車:133.7%
自動車が異常な増加となっていますが、特に半導体の落ち込みが激しく、ついに対前年同期比で「-41.2%」に達しました。
また、対中国貿易ですが、
輸出:-35.3%
輸入:10.1%
という結果です。輸出が大幅に減少し、輸入はいまだ増加しています。これまで大きく稼いできた対中国貿易でのもうけが減少する方向であるのは確実です。
03月はまだ21日間ありますが、韓国経済の危ない状況を示す結果です。
(吉田ハンチング@dcp)