2023年03月22日、韓国ソウル中央地検の反腐敗捜査1部は、最大野党『共に民主党』の党首・李在明(イ・ジェミョン)国会議員を満を持して起訴しました。
2021年09月に、大庄洞疑惑についての検察捜査が開始されてから1年6カ月たち、やっとここまでたどりつきました。
李在明(イ・ジェミョン)さんの容疑は、特定経済犯罪加重処罰法の背任、特定犯罪加重処罰法の賄賂、利益相反防止法および旧腐敗防止法違反の疑い、です。
李在明(イ・ジェミョン)さんが大庄洞事業を推進する過程で、民間事業者と共謀して業者に過度の利益を与え、『城南都市開発公社』に数千億ウォンの損害を与えたと見ています。
李在明(イ・ジェミョン)さんから大蔵洞事業関連の職務上の秘密を知った民間事業者は7,886億ウォンの利益を手に入れ、公社は適正配当利益6,725億ウォンのうち1,830億ウォンしか配当されず、4,895億ウォンの損害が発生したというのです。
また、2013年07月、民間事業者に職務上の秘密を提供し、事業者らが211億ウォン相当の利益を得るようにした疑惑もあります。
さらに、2014~16年、ネイバーとチャ病院など城南市内の企業から許認可関連の請願を受け、その見返りに城南市への後援金名目で133億5,000万ウォンを受け取った、またそうなるように要求した疑いがあります。
先にMoney1でもご紹介したとおり、2023年02月27日、国会に提出された李在明(イ・ジェミョン)さんの逮捕同意案は「賛成:139/反対:138」で否決されました。そのため、今回の起訴は逮捕なしでの起訴になります。
予定されたこととはいえ、いよいよ起訴ですので、李在明(イ・ジェミョン)さんを党首に戴く『共に民主党』にさらなる動揺を与えるものと思われます。実際、『共に民主党』内では、新李在明、非李在明に分かれて亀裂が入っているのです。
この『共に民主党』の内紛についても引き続きご紹介するようにいたします。
(吉田ハンチング@dcp)