“韓国の投資家”が日本株へ!「史上最大の4.1兆」投下

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2020年のコロナ禍によって史上最低金利となった韓国では空前の株式投資ブームが起きました。

個人投資家の皆さんはこぞって株式に資金投入。自国株式に資金投下する人を「東学アリ」、主にアメリカ合衆国株式に資金投下する人は「西学アリ」と呼ばれました。

もっとも韓国株式市場は、最も資金投入があった2021年がピークで、あとは右肩下がりに。「みんなもうかっていると言うので私も」とお金を投下したときがピークで、後は下がるだけだけでした――というのは今回も同じでした。

今、やっと戻ってはいますが、以下のように推移しています(チャートは『Investing.com』より引用:日足)。

韓国預託決済院のデータが面白いことになっています。

2023年06月22日時点で、韓国内投資家の日本株保有額が(データを取り始めて以降)史上最大額「4兆1,600億ウォン」となりました。


↑韓国内の投資家の日本株式の保有額。直近3カ月ごとの推移(2023年06月は22日現在)。

読者の皆さまもご存じのとおり、06月16日には日経平均が1990年03月09日ぶりの最高値さいたかねをつけ、世界的に注目を集めています。

また、Money1でもご紹介したとおり、対円でウォンは高値をつけており、日本株式に投資しやすい状況です。韓国投資家の中での目端の利く人は、すでに資金を突っ込んでいたのですが、それが広がりを見せている模様。

傑作なのは、バフェットさんを見習って日本商社の株式にお金を突っ込んでいる投資家が目立つことです。直近1カ月では以下のような銘柄が人気です。

『グローバルグローバル×日本半導体ETF』:367億ウォン
『ソニー』:79億ウォン
『三菱商事』:62億ウォン
『丸紅』:43億ウォン
『住友商事』:28億ウォン

投資は自己責任なので、日本株が下がったとき、あるいは円高に振れたときに「日本に後頭部を殴られた」みたいなことを言わないようにお願いしたいところです。

(柏ケミカル@dcp)

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