2023年12月08日、『韓国銀行』が2023年10月時点の国際収支統計を公表しました。
以下をご覧ください。
↑黄色でフォーカスしているのが2023年10月時点での経常収支2023年10月
貿易収支:53億5,180万ドル
サービス収支:-12億5,370万ドル
第1次所得収支:27億7,030万ドル
第2次所得収支:-7,230万ドル
経常収支(上記4つの合計):67億9,610万ドル⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト「ECOS」
当月の注目ポイントとしては、サービス収支が「-12.5億ドル」と比較的小さなマイナスで済んだ点。また第1次所得収支が「+27.7億ドル」と多めで締まった点です。さらには第2次所得収支がわずか「-0.7億ドル」と通常より一桁少ない金額で締まっています(ケチだなあ)。
これにより、貿易収支「53.5億ドル」に「12.4億ドル」を積み増すことができました。
これで2023年の経常収支01~10月累計は「233億7,410万ドル」となりました。
2022年1年間の経常収支は「298億3,090万ドル」でした。企画財政部の予測は「2023年は2022年と同程度はいけるだろう」というものでしたから、残り2カ月で「64億5,680万ドル」を積めば達成できます。
11月の(通関ベースの)貿易収支は「38.0億ドル」(暫定値)ですので、これは間違いなく国際収支統計の方でも黒字になります。恐らく60億ドル~ほどの黒字になるはずです。そのため、うまくいけば2023年11月で目標値を達成できるかもしれません。
尹錫悦(ユン・ソギョル)政権は「文在寅政権がへこませた分はなんとか今政権で回復させました」と言える根拠に使えるのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)