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韓国が半導体のみになっていく!設備投資の「45%」が半導体

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またしても韓国『全国経済人連合会』のリポートなのですが、2021年05月26日に同協会が公表した「韓国内設備投資の増加傾向鈍化、海外直接投資は活発」の中に非常に興味深く、重要なデータがあります。

韓国は、自動車、半導体、石油製品、スマホなど製造業の生産する製品によって輸出が成り立っており、製造業の業績が傾くと国が傾きます。

製造業の業績を傾けないためには、投資を行い常に新しい技術・製品を開発していかなければなりません。それゆえに企業の設備投資の金額は重要な指標になります。日本でもそうですが各分野のトップ企業は、来たるべき競争に勝つために設備投資、R&D(研究開発)に巨費を投じているのです。

韓国の製造業の設備投資はどうなっている?

以下が同リポート内にある韓国の製造業における設備投資の金額推移です。

直近で最も景気が良かった2017年の「190兆ウォン」(約18.4兆円)から徐々に設備投資の金額は減少しており、2020年には「164兆ウォン」(約15.9兆円)になりました。

次が非常に興味深いデータなのですが、この全投資金額の中で「半導体関連の設備投資」がどのくらいの割合を占めるのかを計算すると以下のようになるのです。

半導体関連への設備投資は、2017年に「35.6%」と急に飛び抜け、2020年には設備投資全体の「45.3%」を占めるまでになりました。

設備投資はその業種での競争力に重要な意味を持ちますが、半導体関連に投資が大きく偏っています。つまり、韓国の製造業は半導体依存が急速に高まっており、逆にいえば、韓国の半導体以外の業種は弱体化してきているのです。

この『全国経済人連合会』のリポートは、韓国がますます半導体頼みになっていることを示唆しています。

⇒参照・引用元:『全国経済人連合会』公式サイト「韓国内設備投資の増加傾向鈍化、海外直接投資は活発」

記事内のグラフは上の『全国経済人連合会』のリポート内にあるデータを基にMoney1編集部でグラフ化しました。

(吉田ハンチング@dcp)

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