自社のバッテリー製造部門を分離、『LGエネルギーソリューション』として完全子会社した韓国『LG化学』でしたが、それが裏目に出たかもしれません。
2021年05月26日、『LG化学』の株価は急落しました。以下のチャートをご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用)。
「前日終値:89万2,000ウォン」で「当日終値:83万2,000ウォン」ですので「6.73%」の下落。
5%を超えていますので暴落と呼んでいいレベルです。時価総額約4兆ウォン(約3,880億円)が失われました。
株価墜落の理由は外国勢の売り攻勢!
この株価暴落の理由は、『JPモルガン』『モルガン・スタンレー』『CS証券』などの外資系の証券会社が同社株を売りこんだからです。
また、26日の午前に『クレディスイス』が『LG化学』の目標株価を、当初の予定の「130万ウォン」(約12万6,100円)から「68万ウォン」(約6万5,960円)まで大幅に下げました。
現在『LGエネルギーソリューション』は『LG化学』の100%子会社ですが、新規株式公開すると、『LG化学』の持ち分比率は減少します。つまり、その分『LG化学』の株式は価値を減じて見なければならないから、というわけです。
また、『LGエネルギーソリューション』自身についてリコール騒動が続いており、否定的な見方があります。これが親会社である『LG化学』の株価にも影響を与えているのです。
果たして『LG化学』の株価は戻すことができるでしょうか?
(吉田ハンチング@dcp)