10月02日、韓国の通貨「ウォン」の安値ルートへの回帰が起こりましたが、韓国株式市場でも株安が進行し、KOSPI(韓国総合株価指数)は再び目安となる「2,000割れ」を指呼の間にとらえました。
上掲のように、09月24日まで上昇し続けたKOSPIでしたが、レジスタンスラインで止められ下落に転じました。09月27日、10月01日と押し目買い(一応このように説明しておきます)が入ったのですが、10月02日には大きく下落方向へ向かいました(チャートは『Investing.com』より引用)。
注目していただきたいのは、10月02日のローソク足(日足)です。始値と高値が同じ、安値と終値が同じですね。つまり、いったんは始値から上昇した、安値をつけたけど戻して終値になるといったプライスアクションがなく(これがローソク足のヒゲになるわけです)、始値から終値まで一直線に下がっていったことを示しています。
しかもローソク足が長いですから、下落の圧力はかなり強いと考えられます。
ちなみに2008(-2009)年に起こった韓国通貨危機時にはKOSPIは上掲のような状況でした。10月03日は韓国株式市場はお休みでしたが、本日04日(金)の値動きに注目したいところです。
⇒参照:『Money1』「南朝鮮『ウォン安』上を試す状況に 通貨危機時の水準と比較」
https://money1.jp/?p=10449
⇒参照:『Money1』「南朝鮮「株安」直近の見どころ 韓国の「安値」を試す展開」
https://money1.jp/?p=10475
⇒参照:『Money1』「南朝鮮の景気はすでに下り坂を24カ月走っている! まだ底は遠いよ」
https://money1.jp/?p=10217
(柏ケミカル@dcp)