アメリカ合衆国・ホワイトハウスが「中国からの輸入品」について、とうとう関税を「245%だあ」と公表しました。中国の方は、米国が上げても付き合わないとしていますので、今のところ「125%」です。
確かに、125%から上げたところで、それで合衆国からの輸入品が増減したりはしないでしょう。125%の時点でアホらしくて輸入業者が仕入れたりしないでしょうから。
面白いのは、中国の習近平さんが各国首脳とやたらと会談に勤しんでいることです。
2025年04月09日(米国が中国に125%の関税を課すことを発表/中国以外の75カ国には90日の猶予)
北京で中央周辺工作会議を開催。習近平さんが重要な演説
2025年04月11日
習近平さんがスペインのペドロ・サンチェス主張と会談。
2025年04月14日
習近平さんがベトナム共産党書記長のトー・ラムさんと会談。
習近平さんがベトナムのファム・ミン・チン首相と会談。
ちなみに、ベトナムでは(よせばいいのに)「中国ベトナム運命共同体の構築の加速に関する共同声明」を出しています。
沈むのなら中国1人で沈めばいいのに……というのがベトナムの皆さんの気持ちではないでしょうか(推測です)。
2025年04月16日
習近平さんがマレーシアのイブラヒム・イスカンダル国王陛下と会談。
EUが中国になびかないので、スペインに対して各個撃破を試み、125%の関税率になったとことで危機感と結束を固める意味で重要な演説を披露。
145%になって、東南アジア諸国が中国から離反しないように、ベトナム、マレーシア、カンボジアに直接出向いて「運命共同体」といわせようとしています。
まあ文字どおり、右往左往しているわけです。
キミらはオレの味方だよな?――と念押ししているのですが、さあ……中国の味方なんか本当にいるのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)